家事ノートをつくれば、いまやるべきことが一目瞭然。家が片づき、時間に余裕ができ、家族みんなが自然に手伝えます。そんなノートのつくり方を解説します。
(『天然生活』2018年1月号掲載)
家事用ノートをつくる
「私にとって家事ノートは、暮らしの道しるべ。ノートを夫と共有することで、私が家をあけてもスムーズです」
そう話すのは、『時間が貯まる魔法の家事ノート』で話題の三條凛花さん。
「家事ノートをつくる前は、スマートフォンに情報管理アプリを入れて、家事のことや献立メモ、連絡先を管理していたのですが、いちいち検索するのが面倒で……。そのうえ、同じようなファイルを重複してつくっていることもあったので、暮らしに関する必要事項は、紙に書いて、一冊のバインダーにまとめて綴じる方法が一番わかりやすいと思いました」
ポイントは、必要に応じてノートを壁に貼ったりできるように、ルーズリーフを使う こと。
「壁に貼れば、簡単に家族と情報共有ができますから」
全部書き出すのは、大変?
「いえ、一度つくってしまえば、引っ越しや子どもの成長など、環境の変化に応じて中身を更新していくだけ。面倒くさがり屋の人にこそおすすめです」
家事をリスト化する
「家事ノートをつくる前に、まず “わが家にとって、これだけやれば大丈夫” という家事をすべて書き出してみましょう。家事の総量を把握することで、具体的にいま、何をすべきか、イメージしやすくなります」と三條さん。
そのリスト化した家事を、1日、1週間の家事などに分けて書いて、バインダーに綴じます。
期間別家事リスト
家事をリスト化する際は、日/週/月/年単位で考える家事、と期間別に分類すると、書き漏れを防ぐことができる。日ごとの家事は暗記、その他は家事リストを見ながらやると迷いがない。
項目は多すぎると大変になるので、最低限にとどめて。
ノートづくりに必要なもの
● A5サイズのバインダーとルーズリーフ
● ペン(好みのもの)
● ゲージパンチ(紙に穴をあけて綴じられる)
〈監修/三條凛花 取材・文/宇野津暢子 イラスト/にしごりるみ〉
三條凛花(さんじょう・りんか)
エッセイスト・整理収納アドバイザー。「わからない」をなくすことで、迷う・探す・調べる時間を貯めるアイディアを発信。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。
ブログ:http://365kaji.blog.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/rinca_fukafuka/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです