• 家事ノートをつくれば、いまやるべきことが一目瞭然。家が片づき、時間に余裕ができ、家族みんなが自然に手伝えます。今回は、あれはどこ? から解放される「収納・片づけノート」のつくり方を解説します。
    (『天然生活』2018年1月号掲載)

    収納、片づけ用ノートをつくる

    収納場所、片づけ方を書き出す

    夫や子どもに「あれどこ?」と、ものの場所を何度も聞かれて、うんざりしている人、多いのでは?

    「家じゅうの収納場所と、ものの置き場所を共有できれば、みんなが捜しものの手間から解放されます。おすすめは “鳥の目” と “猫の目” という2種類の収納マップ の活用。ノートに図を描いてマップ化すれば、すべてが一目瞭然です」

    収納マップ

    捜し物がどこにあるかがわからないとき、まずは左の “猫の目” で確認。L(=リビング)のaにそれが入っているとわかったら、右の “鳥の目” でリビングのaの位置を確認する。

    ふたつの収納マップがあれば、収納場所を知らない家族もすぐに見つけられる。

    鳥の目

    鳥のように部屋全体を俯瞰した図

    部屋の図を描いたら、収納場所や家具を描き込み、各所にa、b、cとアルファベットをふって。

    画像1: 収納マップ

    猫の目

    猫が下から見上げるように収納を見た図

    写真を貼り、線を引き出して、入っているものを書いても。よく聞かれるものは太字で。

    画像2: 収納マップ

    ごみ分類メモ

    「貝殻は不燃物? 可燃物? アルミホイルはどっち?」など、ごみの分別や捨て方でいちいち迷うのは意外とストレス。

    そこで、不燃物の「不」、可燃物の「可」、資源ごみの「資源」と一覧表にして、ノートに記入。

    壁などに貼っておけば、家族みんなが迷わない。

    画像: マスキングテープを貼って、その上に書くのは、自治体によって分別の基準が違うから。こうしておけば、もし引っ越してもテープの貼り替えのみで済む

    マスキングテープを貼って、その上に書くのは、自治体によって分別の基準が違うから。こうしておけば、もし引っ越してもテープの貼り替えのみで済む

    しまっているものメモ

    押し入れや物置にしまったクリスマスツリーや子どものおもちゃ。

    持っていることを忘れたり、「どこにしまったかな?」と迷ったりすることも。

    そこで、ノートに収納したものの写真やイラストを貼り、収納場所も、あわせて記して。これを見ればすぐに捜せる。

    画像: 簡単なのは、チェキなどのポラロイドカメラでものの写真を撮り、ノートに貼り付けていく方法。これなら押し入れの奥にしまっても、忘れる心配なし

    簡単なのは、チェキなどのポラロイドカメラでものの写真を撮り、ノートに貼り付けていく方法。これなら押し入れの奥にしまっても、忘れる心配なし

    ノートづくりに必要なもの

    ● A5サイズのバインダーとルーズリーフ

    画像1: あれはどこ? がなくなる、収納・片づけノート術|家族が自然に手伝える「家事ノート術」

    ● ペン(好みのもの)

    画像2: あれはどこ? がなくなる、収納・片づけノート術|家族が自然に手伝える「家事ノート術」

    ● ゲージパンチ(紙に穴をあけて綴じられる)

    画像3: あれはどこ? がなくなる、収納・片づけノート術|家族が自然に手伝える「家事ノート術」



    〈監修/三條凛花 取材・文/宇野津暢子 イラスト/にしごりるみ〉

    三條凛花(さんじょう・りんか)
    エッセイスト・整理収納アドバイザー。「わからない」をなくすことで、迷う・探す・調べる時間を貯めるアイディアを発信。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。
    ブログ:http://365kaji.blog.jp/
    インスタグラム:https://www.instagram.com/rinca_fukafuka/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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