はじめまして
天然生活webの読者の皆様、はじめまして。
暮らしの植物アロマケミスト末吉真由美と申します。3月から連載でお世話になります。
普段は、アロマとハーブの教室「フェールマヴィ」で、植物を暮らしに活かす手立てをお伝えしています。植物を体系的に学んでいただき、「植物アロマで暮らしの処方おこし」ができるようになる教室です。
足元の暮らしが充実すると自分に自信がついてくる、そして、それがいきいきとした毎日や新しいことに挑戦する活力となります。
植物には、私たちの健康と美容、ハウスキーピングに役立つ成分がたくさんあります。
こちらの連載では、身近な植物や精油(市販されているアロマオイル)を使って、季節のアロマケアや手作りコスメをご紹介したいと思っています。
おうちでも簡単に植物の成分を抽出できるようなこと、香りを取り出すようなことも盛り込んでいきますね。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
私のこと
最初ですので、どうしてアロマとハーブの教室をしているのか少しだけお話しさせてください。
植物アロマとの出会い
私はかつて化粧品会社の品質管理部門で、たくさんの合成された化粧品成分を見、それを崇拝していました。
結婚して、娘がおなかにいるときに、でかけたハーブ園で、おなかが大きい私を見た女性の店員さんが、「ウコンを摂取すると(お茶にして飲んだり、料理に使ったりすると)白目がきれいな赤ちゃんが生まれるからウコンを飲むといいわよ」、と教えてくださいました。
おなかに赤ちゃんがいなければ、植物の効能を聞かされてもきっと耳に入らなかったでしょう。それほど合成された化学製品の崇拝者でした(笑)。
守るべきもの、大切にしたいものの存在が、私に変化をもたらしました。
私たち“ヒト”がなんらかの意図を持って合成して作る成分とは違い、植物そのものに備わっている成分が有益な働きをすること。
植物ってすごい! それが、ハーブというものに興味を持ったきっかけです。
暮らしに取り入れるカタチの第一歩
香りや有用な成分を持つハーブを自分で育ててみたい!
苗を買って育てることへ、また育ててみると使いたくなる。
勧められた本の見よう見まねで、ハーブを暮らしに取り入れることが始まりました。
家族に還元できる学び
あるとき、娘の背中に湿疹ができて、かゆがっていました。
病院に行くまでの間になんとかかゆみを抑えたいと、手元にあるカモミールハーブを漬けたオイルで娘の背中をさすってみると、かゆくなくなったというので、自宅で様子をみることにし、翌日もまたカモミールオイルを塗り込みながら背中をさすりました。
すると、2日目に赤みがひき、4日ほど続けてみると、赤みも炎症もひいて、背中がきれいになったのです。
カモミールの効果にびっくりした以上に、娘が発した言葉が深く、今でも心に刻まれています。
「ママの手、お薬みたい! 」
自分の興味ではじめた“学び”が、こんな風に家族に還元できて暮らしにいかせる! という喜びを感じた瞬間でした。
キッチンは実験室
キッチンは、料理作りの他に植物アロマを使う実験室になっていきます(笑)。
ときには、料理で使ったもので、飲んだり、食べたり、塗ったり、洗ったり……。
これを多くの人と共有したいと思って始めたブログが教室のタネとなり、今に至っています。
これから少しずつ、そんな暮らしの植物アロマの使い方や手作りコスメをご紹介させて頂こうと思っています。
次回は「おうちのハーブでマスクスプレー」についてご紹介させていただきますね。
ぜひ一緒に作ってみましょう。お楽しみに。
末吉 真由美(すえよし まゆみ)
暮らしの植物アロマケミスト/恋する石けん®︎研究家
(公社)日本アロマ環境協会資格認定校フェールマヴィ校長
日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト
家族と暮らしのハウスキーピング品やコスメ、恋する石けんワークを通して地域で生き生きと活躍する女性を増やすことが使命。
●ウェブサイト:フェールマヴィ
https://fairemavie.com
●Instagram:@fairemavie.mami
https://www.instagram.com/fairemavie.mami/
●公式 LINE
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