• 年々、増えていく肌の悩み。メリハリを意識したメイク方法を取り入れれば、いつまでも素敵な印象に。メイクの基本、白、黒、赤の3色でできる色の立て直しを、ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんに教えていただきました。
    (『天然生活』2018年4月号掲載)

    メイクの基本は白、黒、赤

    画像: メイクの基本は白、黒、赤

    メイクの大切な要素は色・質感・形。なかでも最初に印象を決めるのが「色」になる、と山本さん。

    「メイクの基本は白、黒、を赤の3色。『白』は明るい肌色、『黒』は眉やまつ毛など瞳まわり、『赤』はリップやチークの血色です。若いときはこの3色のメリハリが利いていますが、大人になると色がぼやけてきて、化粧をちゃんとしていないと、年齢よりも老けて見えてしまうことも」

    逆にいえば、色の立て直しさえすれば、たちまち若々しい印象に。

    「まずは自分の顔に何色が足りないのかを探しましょう。たとえば、顔のなかにくすみやシミ、シワなどの余計な影が残っていると、白が足りないということに。この影をカバーしてあげると、白がちゃんと際立ちます。

    次は黒。大人が大切にすべき黒は眉です。眉を描くのは難しいという人が多いのですが、しっかり眉を描くことで顔の立体感を立て直すことができます。また、アイラインとマスカラは目のたるみを引き締めるガードル効果があるので、目力もアップします。

    最後に血色の赤。顔のなかにどこか赤みがあればいいので、唇や頬に赤みを足してあげましょう。ただ、どちらも色が濃いとたちまちメイクが古くなるので、チークとリップの赤はバランスをとることが大切です」

    年齢を重ねると出てくる顔の悩み
    シワ/シミ/クマ/くすみ/疲れ肌/まぶたのたるみ/眉毛、まつげの老化口角が下がる など

    【白】肌色を明るくする

    画像: 【白】肌色を明るくする

    顔のなかの影を消すのに一番のおすすめは、化粧下地。色の補正効果があるので、顔全体を明るくします。また、ハリを与え、顔立ちをすっきりさせるファンデーションやおしろい、シミなどを消すコンシーラーも大人の必需品です。

    ・化粧下地 ・ファンデーション ・おしろい ・コンシーラー

    【黒】瞳まわりの立体感を出す

    画像: 【黒】瞳まわりの立体感を出す

    見た目の印象を大きく左右するのが眉。眉の形は太く、〈太め・ストレート〉を意識して描けば、あか抜けます。また、アイラインとマスカラは、ぼやけた顔のコルセット。どちらかでも使えば、目元をくっきりと見せて、立体感が生まれます。

    ・アイブロウ ・アイライン ・マスカラ

    【赤】血色をよくする

    画像1: 【赤】血色をよくする

    血色の度合いは人によって違うので、自分に合う赤を選ぶのがポイント。リップを濃い赤にする場合はチークを抑え気味にするなど、チークとリップは足し算&引き算を。唇は形くずれしてくるので、リップライナーは形を整えるのに有効。

    ・チーク ・リップ ・リップライナー




    〈監修/山本浩未 取材・文/橋本優香 イラスト/服部あさ美〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    画像2: 【赤】血色をよくする

    山本浩未(やまもと・ひろみ)
    今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。メイクのみならず、気持ちが元気にポジティブになる美容理論が好評。洗顔料を使わず“温める・拭く・流すのシンプルステップデケア”「スチームON顔」などオリジナルメソッドの開発を精力的に行う。
    インスタグラム:@hiromicoy



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