• 手を動かして季節を楽しむためのアイデアを、愛媛で小さな自給自足の日々を送る池田じゅんみさんの暮らしを通して紹介します。あっという間に過ぎ去る季節。いましかできない楽しいあれこれ、やり残していませんか?

    都心から、瀬戸内海にほど近い緑の土地へ

    みなさま、はじめまして。池田じゅんみと申します。愛媛へ移住し、今年で7年。瀬戸内海と緑いっぱいの山に囲まれたこの土地に、夫の念願だったログハウスを建て、夫婦2人と小学生の息子、保護猫姉妹のハナとトラの<3人+2匹>でバタバタと楽しく暮らしています。

    これまで都会暮らしだったこともあり、私には「憧れの海と山に囲まれた場所で、こういうことがしてみたかった!!」がたくさんあります。それをひとつひとつ叶えるために、いまは、好奇心のおもむくままに、いろんなことに挑戦する日々。

    ここでは、失敗あり、成功ありの私の体験談と、季節を楽しむためのわが家の工夫を紹介したいと思います。

    画像: 家を建てるときに絶対につくりたかったパントリー。手づくりの保存食などをならべてニヤニヤと眺めています

    家を建てるときに絶対につくりたかったパントリー。手づくりの保存食などをならべてニヤニヤと眺めています

    画像: わが家になくてはならない愛しの薪ストーブ。山に興味を持たせてくれたきっかけでもあります。いまでは林業研究会にも所属するほど山好きになってしまいました

    わが家になくてはならない愛しの薪ストーブ。山に興味を持たせてくれたきっかけでもあります。いまでは林業研究会にも所属するほど山好きになってしまいました

    5月に楽しむ、わが家の手づくり歳時記

    ベリーの収穫の楽しみ

    画像: 庭のジューンベリーやイチゴ

    庭のジューンベリーやイチゴ

    4月から5月にかけて、庭で実ったジューンベリーやイチゴを採り、山へは野イチゴを摘みに出かけます。

    庭の果樹はどれもまだ若木なので収穫はぽつりぽつりですし、果樹の剪定を間違えてひとつも実らない年があることも。

    息子の希望で植えた白いちごが赤いちごと混ざってしまって、これはどっちだ?? なんて大騒ぎ。毎回バタバタの収穫も楽しい時間です。

    画像: 山主さんと山に入り、野イチゴを収穫。息子は摘みながらその場でパクパク食べていくので、収穫バケツにはなかなかたまりません

    山主さんと山に入り、野イチゴを収穫。息子は摘みながらその場でパクパク食べていくので、収穫バケツにはなかなかたまりません

    画像: 持ち帰った野イチゴは、コクのあるキビ砂糖でコトコト煮詰めてコンフィチュールに

    持ち帰った野イチゴは、コクのあるキビ砂糖でコトコト煮詰めてコンフィチュールに

    ベーグルにつけたり、パンケーキに添えたり、ミルクで割ったり。

    砂糖控えめの好みの味で仕上げ、食べきれない分は冷凍保存してゆっくり長くいただきます。

    そら豆の自家製豆板醤づくり

    画像: 夫の両親からもらった元気いっぱいのそら豆

    夫の両親からもらった元気いっぱいのそら豆

    数年前、夫の実家や知人から大量のそら豆のおすそわけをいただき、どうおいしく食べきろうかとリサーチ。調べてみたところ豆板醤の原料であることを発見。試しにつくってみたら、それはそれはおいしくて、感動して……。

    以来、自家製豆板醤をつくり続けています。いまでは原料のそら豆と唐辛子も自給自足しています。

    画像: 自家製豆板醤で炒めた豚肉とたけのこは、わが家の定番おかず。お弁当にも

    自家製豆板醤で炒めた豚肉とたけのこは、わが家の定番おかず。お弁当にも

    収穫した玉ねぎの天日干し

    画像: 5月恒例のわが家の風景

    5月恒例のわが家の風景

    軒下に収穫した玉ねぎやにんにくを吊って保存する作業や風景も憧れていたことのひとつです。夫と何度もつくり直した薪棚は、軒下を深くして、雨を気にせず野菜などを干せるようにしました。この吊るした姿を眺めるたびにうれしくて、じーんとしてしまいます。

    庭全体が無農薬で化学肥料も使わず栽培しているので、玉ねぎの太りはいまいちですが私にはこれで十分、ここまで育ってくれてありがとう。



    池田じゅんみ(いけだ・じゅんみ)
    山愛好家。愛媛で家族と共に小さな自給自足の日々を送り、その様子をインスタグラムから楽しく発信。
    Instagram:@junmiikeda



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