マバニ家の「万能ドライキーマカレー」のつくり方
キーマとは挽き肉のことで、ソースのないものをドライキーマカレーと呼びます。キーマをご飯に少しずつ混ぜて召し上がってください。
キーマカレーは通常ラム肉か鶏肉で作り、それぞれで加えるスパイスも違ってきます。このレシピでは日本の家庭でも作りやすいように、合挽き肉、牛挽き肉など、どんな挽き肉でも美味しく作れるように工夫してみました。
材料さえ揃えてしまえば、炒めるだけ。
おろし生姜とみじん切り生姜のダブル使いをすれば、食べ飽きない爽やかな味に仕上がりますよ。
材料(2人〜3人分)
● 鶏モモ挽き肉 | 400g |
● 植物油 | 大さじ1 |
● 乾燥赤唐辛子(ヘタを取り半分にちぎる) | 1本 |
● クミンシード | 小さじ1 |
● 玉ネギ(みじん切り) | 1/4個分 |
● 生姜、ニンニク(ともにみじん切り) | 各小さじ4 |
● チリパウダー | 小さじ1 |
● 青唐辛子(ヘタと種を除きみじん切り) | 2本分 |
● トマト(みじん切り) | 中1個 |
● A | |
・コリアンダーパウダー | 小さじ1 |
・ターメリック | 小さじ1/2 |
・ガラムマサラ | 小さじ1 |
・カスリメティ | 小さじ1/2強 |
・香菜(みじん切り) | 大さじ2強 |
・塩 | 小さじ1 |
つくり方
1 フライパンに油、乾燥赤唐辛子を入れ、弱めの中火で温め、クミンシードを加える。
2 クミンシードの周りに泡が立ったら、玉ネギも加え、混ぜながら加熱する。玉ネギが透き通ったら青唐辛子、生姜、ニンニクも加える。
3 玉ネギの角が焦げ茶色になったら、チリパウダーも加える。
4 チリパウダーが油とよくなじんだらトマトも加え、トマトが崩れて水分が飛びペースト状になったら、Aを加えよく混ぜながら加熱する。
5 スパイスがなじんだら挽き肉も加え混ぜながら加熱する。
6 挽き肉の色が変わり始めたら香菜、塩も加え、混ぜながら挽き肉に火が通るまで加熱する。途中必要なら蓋をしても良い。
美味しく作る4つのポイント:
1.玉ネギをじっくり柔らかく角が焦げ茶色になるまで炒めることが美味しさのもととなります。
2.チリパウダー をよく混ぜながら油としっかり馴染ませます。
3.トマトの水分を飛ばしてペースト状にし、トマトの美味しさを凝縮させます。
4.パウダースパイスはペースト状になったトマトとじっくりなじませ、スパイスの美味しさを引き出します。
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〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉
マバニ・マサコ
インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。
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