こんにちは、榎本美沙です。
雨の日が多い時期、そんなじめじめした時期にもおすすめな、気分をさっぱりできる発酵おやつをご紹介します。
今回は、発酵茶、「阿波番茶」を使ったお茶ゼリーをご紹介します。
発酵茶とは
「発酵茶」というものをご存知でしょうか?
よく、紅茶が発酵茶と呼ばれることが多いのですが、こちらは茶葉自体の酵素が働いたもの。
発酵茶は、微生物による発酵によってつくられるお茶になります。
めずらしいお茶の作り方で、日本では、徳島県の阿波番茶、高知県の碁石茶がそれにあたります。
乳酸菌のほのかな酸味を感じられる「阿波番茶」
今回ご紹介するのは、阿波番茶。
阿波番茶は、茶葉を蒸して揉んだあとに、木桶で漬け込み、乳酸菌によって発酵され、その後乾燥させたお茶です。乳酸発酵しているため、ほのかな酸味を感じられる、めずらしいお茶です。
最初は慣れないかもしれませんが、飲み慣れてくると風味がとてもおいしく、定期的に飲みたくなるお茶です。
ひんやりつるんといただける発酵茶のお茶ゼリー
今回はこの阿波番茶をひんやりつるんといただける、「お茶ゼリー」にしました。
「お茶ゼリー」はわが家でもよくつくる夏のおやつのひとつ。
凍頂烏龍茶やジャスミン茶で作ることが多いのですが、阿波番茶でもとてもおいしくできましたので、ご紹介します。ぜひ、阿波番茶と合わせて召し上がってみてくださいね。
次回は、甘酒と枝豆を使ったずんだシェイクをご紹介します。そちらもお楽しみに。
阿波番茶のお茶ゼリーのつくり方
材料(つくりやすい分量)
◎ 阿波番茶(濃いめに出したもの) | 300mL |
◎ グラニュー糖(ゼリー用) | 大さじ1 |
◎ 粉ゼラチン | 5g |
◎ クコの実(水で戻しておく) | 適量 |
◎ グラニュー糖(シロップ用) | 大さじ1 |
つくり方
1 お茶は熱いうちにボウルに入れ、グラニュー糖(ゼリー用)、粉ゼラチンを加えしっかり混ぜ溶かす。
2 容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
3 耐熱容器にグラニュー糖(シロップ用)、熱湯大さじ1を入れてよく混ぜ、シロップをつくり、冷やしておく。
4 2ををスプーンですくって器に盛り付け、3のシロップをかけ、クコの実をのせる。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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