江戸時代に大流行した、雪家紋
![画像: 江戸時代に大流行した、雪家紋](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/09/ab4e3c3eb85fad7e135943b6b14c7db719a0587a.jpg)
まずは色とりどりの雪の結晶が目を引く、「雪一号 六花」の意味です。
純白の雪は、清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、翌年の豊作につながることから、豊作の兆しとなる縁起物でもあります。
雪の結晶を花の様に図案化した雪花紋は、江戸時代以降大変流行しました。
![画像: 500円玉を入れるのにちょうどいいサイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/09/b64ae78393b226650aa90f2da691438b8e47a3fd.jpg)
500円玉を入れるのにちょうどいいサイズ
尾長鳥は鳳凰に通じる縁起柄
![画像1: 尾長鳥は鳳凰に通じる縁起柄](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/09/40a5122b9c53b30c5899f4bd112e0c2f44adee4b.jpg)
つづいて、淡い色合いの「雁五号 尾長鳥に牡丹」の意味です。
尾長鳥は、鳳凰に通じることから、開運招福、富貴繁栄をはじめ、さまざまな縁起を託すことができるとされています。
富貴の象徴である牡丹の花と、溶け合うように描かれた柄は、アールヌーボーの様式を彷彿とさせます。
![画像: シールなど、こまごましたものをまとめても](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/09/3c3f9b6b5f59045b3c910e09436a7e4bd2501c76.jpg)
シールなど、こまごましたものをまとめても
次回は、「亀六号 松竹梅」と「鶴三号 小桜」についてご紹介する予定です。お楽しみに。
<図案提供/榛原 撮影/山川修一>
「綴じ込み付録 天然生活×はいばらのポチ袋」は、2021年12月20日発売の『天然生活2月号』の付録です。好みの柄を選んで、自分で切ってつくるポチ袋です。
第2回 「亀六号 松竹梅」「鶴三号 小桜」 >>
第3回 「亀七号 牡丹 赤」「雪十八号 雲立涌」 >>
第4回 「番外松竹梅一号 松竹梅」「雪六号 宝づくし」 >>
第5回 「雪九号 蝶」「雪十六号 山みち ピンク」 >>
第6回 「亀二号 桜 ピンク」「雁八号 瓢箪」 >>
![画像2: 尾長鳥は鳳凰に通じる縁起柄](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/09/1fb696eefc84859c6b3b8ea9ba0bbe1cd2b07721.jpg)
榛原(はいばら)
文化三年(1806年)に和紙小物販売店として開業。以来200年以上、東京日本橋で和紙や紙製品の販売を行う。竹久夢二や川端玉章など、絵師との交流も深く、その図案を用いた便箋や千代紙なども扱う。