天然生活2月号の綴じ込み付録で、はいばらとつくったポチ袋。それぞれの柄に意味があります。その意味をはいばらに教えてもらいました。意味を知って柄を選ぶのも楽しいですね。教えていただくのは、「雪九号 蝶」、「雪十六号 山みち」の2柄について。
復活・転生の象徴である蝶
まずは「雪九号 蝶」に込められた意味です。
優美で愛らしい姿が好まれてきた蝶。
卵から幼虫、さなぎと姿を変えやがて鮮やかな羽を広げて飛び立つことから「復活・転生」の象徴とされました。
「雪九号 蝶」では、橙と緑の鮮やかな蝶が描かれています。
竹久夢二が描いた、春の山みち
竹久夢二が作画したデザインを基に構成した「雪十六号 山みち」。
日本の伝統文様のひとつである山路紋を下敷きに、桃色、水色、緑の楽しげな配色でうららかな春の山道を連想させる紋様に仕立てられています。
竹久夢二特有の線のゆらぎも味のひとつです。
次は、「亀二号 桜」「雁八号 瓢箪」についてご紹介する予定です。お楽しみに。
<図案提供/榛原 撮影/山川修一>
「綴じ込み付録 天然生活×はいばらのポチ袋」は、2021年12月20日発売の『天然生活2月号』の付録です。好みの柄を選んで、自分で切ってつくるポチ袋です。
第1回 「雪一号 六花」「雁五号 尾長鳥に牡丹」 >>
第2回 「亀六号 松竹梅」「鶴三号 小桜」 >>
第3回 「亀七号 牡丹 」「雪十八号 雲立涌」 >>
第4回 「番外松竹梅一号 松竹梅」「雪六号 宝づくし」 >>
第6回 「亀二号 桜」「雁八号 瓢箪」 >>
榛原(はいばら)
文化三年(1806年)に和紙小物販売店として開業。以来200年以上、東京日本橋で和紙や紙製品の販売を行う。竹久夢二や川端玉章など、絵師との交流も深く、その図案を用いた便箋や千代紙なども扱う。