• 調味料のなかでも“脇役”になりがちなみりん。料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんが、みりんを使った安納芋きんとんのつくり方を教えてくれました。準備する材料が少なく、シンプルなレシピで手軽に簡単につくることができます。ホリデーシーズンの食卓を彩る一品としてぜひ。

    3つの材料でつくれる安納芋きんとん

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    12月、1月は特別な食事をする機会が多い時期です。そんな季節にぴったりの“ちょっとおめかしな発酵ごはん”をご紹介します。

    今回は、発酵食品の“みりん”を使ったメニューをご紹介します。みりんは照り出しのイメージが強く、どうしても脇役になりがちな調味料ですが、実は上品な甘味と発酵食品ならではのコクで砂糖代わりに、料理に、リキュール代わりに、そしておやつにといろいろ使える発酵調味料なのです。
    (みりんについてもまた、いろいろご紹介できたらと思っています!)

    ぜひおいしい本みりんを1本、おうちに置いていただけたらと思っています。

    今回はおせちにおすすめ! みりんを使った、きんとんをご紹介します。材料は安納芋、バター、そしてみりんの3つだけ。

    安納芋を潰して、バターとみりんを混ぜるだけのお手軽なきんとんです。安納芋の風味を生かして、甘さを控えめにしています。

    くちなしも栗も使わないので、いつものおやつにも気軽につくれます。

    ほかにもYouTubeでは、簡単なおせち料理のご紹介をしているのでよろしければご覧くださいね。

    画像: 【簡単おせち】フライパンで伊達巻のレシピ・作り方 youtu.be

    【簡単おせち】フライパンで伊達巻のレシピ・作り方

    youtu.be

    安納芋きんとんのつくり方

    画像: 安納芋きんとんのつくり方

    材料(つくりやすい量/4人分程度)

    ◎ 安納芋300g(小2本程度)
    ◎ バター10g
    ◎ みりん大さじ2

    つくり方

     安納芋は水で洗って水けがついたままアルミホイルで包み、オーブン予熱なし170℃で1時間焼く。焼き上がったら10分ほどそのまま置いておく。

    画像1: つくり方

     安納芋は、ぬれ布巾などを使って皮をむき、潰す。バター、みりんを加えて混ぜ、盛り付ける。

    ※今回は、ラップで包んで茶巾のような盛り付けにしました。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

    ポイント 
    ・安納芋は小ぶりのものを選ぶことで、中まで火が入りやすく、中心部も甘く仕上がります。
    ・オーブンは、予熱しないことで低温からじっくり温度が上がり、甘味を引き出します。

    皆さま、今年もこの「榎本美沙の発酵暮らし」をお読みいただき、ありがとうございました! 来月は、寒い時季におすすめの‟発酵鍋”をご紹介したいと思います。皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

    画像4: つくり方


    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る が、2021年11月に発売。


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