• vol.24 どら焼き
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    先日、友達の家で小さなお茶会があったので、練り切りの生地を作って行きました。

    和菓子作りに使う練り切りは、白あんに求肥(材料は白玉粉と砂糖)を加えて作るので、この日は白あんを多めに準備。

    画像: はなのお菓子|どら焼き

    残りの白あんは、年末やお正月のデザートに使おうと思っているので冷凍庫で眠らせました。

    さて、白あんを次はどんなお菓子に使おうかな? と悩んでいた時に、浮かんだのが、白あんのどら焼きでした。

    このレシピに登場する白あんは甘さ控えめなので、パクパク食べられるどら焼きをイメージしながら、生地のしっとり感や甘さを調整。

    画像: どら焼きの皮の表面

    どら焼きの皮の表面

    時間がなくて、あんこまでは作れない! という方はぜひ市販のものと一緒に食べてみてくださいね。

    来年も甘い一年となりますように。良いお年をお迎えください♪

    どら焼きのつくり方

    画像: どら焼きのつくり方

    材料(直径7〜8cmのどら焼き7個分)

    (白あん)
    ●白花いんげん豆500g
    ●上白糖300g(豆の分量の60%)
    (どら焼きの皮)
    ●薄力粉100g
    ●卵2個
    ●牛乳大さじ2
    ●きび砂糖80g
    ●はちみつ大さじ3/4
    ●ベーキングパウダー小さじ1

    下準備

    *白花いんげん豆を鍋に入れ、たっぷりの水(分量外)にひと晩浸ける。

    画像: 下準備

    *薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかける。

    *卵は室温に戻す。

    つくり方

     白あんをつくる。ひと晩浸けた白花いんげん豆に、豆がしっかり浸かるくらいの水(分量外)を加えて、火にかける。

    画像: 水の量はこれくらい

    水の量はこれくらい

    [はなよりひと言]
    水を豆の2倍になるまで足します。豆の量が多いので、たまに底から混ぜます。

     沸騰したらざるで水切りし、軽く水洗いする。

    画像: 沸騰させる

    沸騰させる

     豆の皮をひと粒ずつむく。

    画像: むいた皮

    むいた皮

    画像: 皮をむいた豆

    皮をむいた豆

    [はなよりひと言]
    ひとりで作業して、30分ほどかかります。

     鍋に豆の2倍の水(分量外)を加え、あく取りをしながら中弱火で1時間ほど煮込む。

    画像: あくを取りながら煮込む

    あくを取りながら煮込む

    画像: 豆が煮えた状態

    豆が煮えた状態

    [はなよりひと言]
    豆は常に水に浸っている状態です。たまに豆を底から混ぜます。

     豆がクタクタに崩れたら、豆が浸るほどの煮汁と一緒にミキサーにかける。

    画像: ミキサーにかける

    ミキサーにかける

    画像: ミキサーにかけた状態

    ミキサーにかけた状態

    [はなよりひと言]
    粗熱を取ってからミキサーにかけます(ミキサーにかけず、すぐにこしても大丈夫です)

     ボウルにさらしをのせたざるを置き、をしぼりながら水けを切る。

    画像: さらしなどで水けを切る

    さらしなどで水けを切る

    画像: 水けをしぼる

    水けをしぼる

    画像: 水けを抜いた状態

    水けを抜いた状態

    [はなよりひと言]
    生地から水気をしっかり切ります。

     をさらに裏ごしし、鍋に移す。

    画像: 裏ごしする

    裏ごしする

    画像: 鍋に移す

    鍋に移す

    [はなよりひと言]
    クタクタになった豆をそのまま漉しても良いですが、一度ミキサーにかけるとなめらかになるのでこしやすくなります。

     砂糖を分量の半分加え、中火で焦げないように底から絶えずかき混ぜる。

    画像: 砂糖を半分加える

    砂糖を半分加える

    画像: こげないようにかき混ぜる

    こげないようにかき混ぜる

     ツヤが出たら残りの砂糖を加え、全体がぽってりするまでさらに混ぜる。

    画像: 透明感が出てくる

    透明感が出てくる

    画像: 残り半分の砂糖も加える

    残り半分の砂糖も加える

    画像: ぽってりの目安

    ぽってりの目安

    [はなよりひと言]
    あんが鍋底に焦げ付かないよう、絶えず混ぜます。熱すると、あんが飛び散るので、たまに火から下ろしながら作業をします。

    10 好みの硬さに仕上げます。もう少し水分を飛ばしたい場合は、鍋肌にあんを密着させる。

    画像: 最後に水けを飛ばす

    最後に水けを飛ばす

    画像: 白あんの完成

    白あんの完成

    11 あんはすぐ使う分以外は、小分けしてからラップし、冷凍庫で保存する。

    12 どら焼きの皮をつくる。泡立て器で卵を溶いたら砂糖を加え、さらに混ぜ合わせる。

    画像: 卵に砂糖を加える

    卵に砂糖を加える

    [はなよりひと言]
    泡立てるというよりも、泡立て器を横に振りながら、すり混ぜるイメージです。

    13 はちみつと牛乳を加え、さらに混ぜる。

    画像: はちみつと牛乳を加える

    はちみつと牛乳を加える

    14 薄力粉とベーキングパウダーを一度に加え、そのまま泡立て器で混ぜる。

    画像: 粉類は泡立て器ですり混ぜる

    粉類は泡立て器ですり混ぜる

    [はなよりひと言]
    泡立てずに、粉が消えるまですり混ぜます。

    15 ボウルにラップをかけ、30分ほど生地を寝かす。

    画像1: つくり方

    16 熱したフライパンに少量の生地を流し、弱火で表面に泡ができ、端が少しだけ固まってきたらヘラを使ってひっくり返す。

    画像: これくらいふつふつしたらひっくり返す

    これくらいふつふつしたらひっくり返す

    画像: ひっくり返したところ

    ひっくり返したところ

    [はなよりひと言]
    テフロン加工のフライパンには油を敷かない方が生地がきれいに焼けます。生地の裏にヘラをもぐらせ、持ち上げてからくるんとひっくり返します。鉄のフライパンには薄く油を敷きますが、多すぎるとまだら模様になってしまうので、気をつけてください! 焼き時間は1分弱です。

    画像: はなのお菓子|どら焼きの生地を焼く|天然生活web youtu.be

    はなのお菓子|どら焼きの生地を焼く|天然生活web

    youtu.be

    17 裏面にも焼き色がついたらバットや皿、まな板にのせ、すぐにラップをする。

    画像: どら焼きの皮の裏側

    どら焼きの皮の裏側

    画像: 両面焼いたらすぐにラップをする

    両面焼いたらすぐにラップをする

    [はなよりひと言]
    ラップをして、乾燥を防ぎます。

    18 1枚、焼けたらフライパンを火からはずし、生地をまた少量、フライパンに流してから弱火にかけ、同じタイミングでひっくり返す。同様に、皮を焼く。

    [はなよりひと言]
    生地を流す時はお玉、スプーン、ボウルから、どれでも大丈夫ですが、私のように1枚ずつ焼く場合は、ボウルから少しずつ流し入れると扱いやすいです。フライパンに生地がついたら、その都度、洗います。

    19 10の白あん、または市販のあんこを、各30gほどずつはさむ。

    画像: 完成

    完成



    画像2: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。
    インスタグラム:@hanalovestaco

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