(『天然生活』2020年6月号掲載)
きれいな色や素材、アート感覚の小物で遊ぶ
2015年より兵庫・芦屋で夫の慎介さんとセレクトショップ「オルガ」を運営する杉野亜衣さん。
「普段から、新しいものと古いものの両方を、こだわりなく取り入れたいと思っています」という亜衣さんらしく、昔ながらの製法にこだわってものづくりをするブランドのほか、ヴィンテージのものを自由に組み合わせたおしゃれを楽しんでいます。
シンプルな服に、「フウア アクセサリー」のアクセサリーや「ウィカグロサリー」のストローハットなど、どこかアンティークのような空気感をまとった小物を合わせることも多いとか。
今回、「アルヴァナ」のカットソーと「ウティ」のパンツに合わせたのは、「チャンスミ」のオールハンドメードでつくられたネックレスとニットバッグ。プラスするだけで、ポップで遊び心のあるスタイルに。「チャンスミ」のバッグは実用というより、アクセサリー感覚で持てるのが魅力だそう。
「春夏は重ね着がしにくいので、アート感覚の小物を取り入れたり、はっとするほど鮮やかな色の『スピネン』のニットなどで冒険するのもいいですね。カジュアルなトップスにあえてきれいめのパンツを合わせたり、素材の組み合わせではずすというか、遊んでみるのも面白いと思います」
olga 店主・杉野亜衣さんの
初夏の服と小物
モノトーンの服をチャーミングに
「アルヴァナ」のカットソーと「ウティ」のパンツという組み合わせに、「チャンスミ」のアート感覚な小物で大人の遊び心を添えて。
ネックレスのスカイブルーと、ニットバッグのつややかな白がモノトーンのコーディネートに映え、涼しげでチャーミングな印象に。
Tシャツにも合う、糸とビーズのお花
「フウア アクセサリー」の代表作、「始まりの時」。
「『オルガ』では、かすみ草を思わせる白にこだわって扱っています。普段のおしゃれにも、フォーマルな装いにも似合います。ブレスレットは長さを2段階に調節できるので、ニットの上からつけても」
気持ちが上がるきれいな色と小物
鮮やかなピンクに心躍る「スピネン」のウールリネンセーターに、「ターヴ」のシルクパンツを合わせ、汗ばむ季節も心地よく。仕上げは「ウィカグロサリー」のストローハット。
「デッドストック素材でつくられているので、装いに懐かしい表情が生まれます」
シルバーアクセで甘さを抑えて
ヴィンテージのワンピースに、スコットランドのアンティークブレスレットを合わせて。リングはサハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族によるハンドメイド。
女性らしいシルエットのワンピースに、あえてシルバーのアクセサリーを合わせ、甘くなりすぎない装いに。
〈撮影/辻本しんこ 取材・文/野崎 泉、鈴木理恵(TRYOUT)〉
杉野亜衣(すぎの・あい)
兵庫・芦屋にてセレクトショップ「オルガ」を運営。昔ながらの製法や手仕事でていねいにつくられた品々にこだわる。
http://olga-store.net/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです