• 薄着になる初夏、シンプルな服にさっと合わせるだけで大人の空気をまとう服と小物使いを、si-si-si comfort デザイナーの平井慶子さんに教わりました。
    (『天然生活』2020年6月号掲載)

    白いTシャツにプラスαで驚くほど多彩な表情に

    夫の平井達也さんによるブランド、「スーヒライ」と同じアトリエから、自然体でリラックス感のあるライン「スースースーコンフォート」を展開する平井慶子さん。

    初夏の日常着は、素材やシルエットにこだわった上質なTシャツと定番のパンツというスタイルに、ローブやジレ風のアイテムを合わせることが多いとか。

    鮮やかなブルーがひときわ目を引くローブは「スーヒライ」のもの。ストールなどを巻くより、エイジレスな印象になるのが気に入っているそう。

    丸みのあるシルエットにこだわった「スーヒライ」のマルコTシャツを合わせることで、女性らしい着こなしに。

    「スーヒライ」のショール風ショートジレは、バックを短くしたカッティングがユニーク。サマーツイードとなじみやすい、少しクラシックモダンな雰囲気のハイネックTシャツを合わせています。

    「腰まわりを気にしてカバーするより、思い切って出してしまったほうがすっきりして脚長効果も。薄手のジレなので、暑い日はくるくる丸めてバッグに入れています」

    Tシャツを中心としたスタイルも、少し主張のあるバッグや小物、羽織りものを合わせるだけで、新鮮な表情に。

    心地よさと洗練を備えた装いは、いつもより少しアクティブになれそうです。

    si-si-si comfort デザイナー・平井慶子さんの
    初夏の服と小物

    ローブやジレで初夏の風を感じて

    画像: ローブやジレで初夏の風を感じて

    シンプルなTシャツとパンツに、左はショール風のショートジレを、右は鮮やかなブルーのローブを合わせるだけで、初夏のさわやかな風を感じる装いに。仕上げにつけた「モマ」のネックレスがサンゴのよう。

    「ローブは袖をくるっとまくり、ラフに着ることも」

    少し個性的な帽子や小物をスパイスに

    画像: 少し個性的な帽子や小物をスパイスに

    ヘアバンドのような形がユニークな「ポレポレ」のサンバイザー、「バディーオプティカル」のサングラスは、日差し対策に欠かせないアイテム。

    「ブランイリス」のブレスレットは達也さんから贈られたもの。シンプルな服に、少しだけ個性的な小物を効かせます。

    バッグひとつで大人のエスニック

    画像: バッグひとつで大人のエスニック

    Tシャツとパンツに、フェアトレードのバッグを持つことで、大人のエスニックスタイルに。

    「チラバッグス」は南米のワユー民族に伝わるバケツ型バッグを、現代的なセンスで仕上げたもの。

    「カラフルな原色が多いなか、あえてモノトーンを選びました」

    ジレとドレス、1枚でふた通りの表情

    画像1: ジレとドレス、1枚でふた通りの表情

    Tシャツとサルエルパンツに、「スーヒライ」のドレープローブを羽織って。

    前を開ければジレ風、前を重ねて共布のリボンを結べば、チュニックドレス風にも。

    「気分を上げたいときは、下の『マリア・ソロザノ』の松葉ピアスやベルトなどゴールドを合わせます」

    画像2: ジレとドレス、1枚でふた通りの表情
     
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    〈撮影/辻本しんこ 取材・文/野崎 泉、鈴木理恵(TRYOUT)〉

    平井慶子(ひらい・けいこ)
    「スースースーコンフォート」デザイナー。しなやかな大人のための日常着を提案する。2012年、大阪・京町堀にアトリエショップ「スーエスースースー」をオープン。
    https://www.si-hirai.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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