揚げズッキーニとツナの煮もののつくり方
揚げたズッキーニを、ツナ缶と一緒にさっと煮ます。ズッキーニは、油で揚げるとコクが出ます。揚げたてに、塩をかけてそのままいただいてもおいしいので、多めに揚げていろいろな食べ方をしても楽しいです。
材料(つくりやすい分量)
● ズッキーニ | 2本 |
● 長ねぎ(芯を除き、4cm長さの短冊切り) | 1/2本分 |
● ツナ缶 | 1/2カップ(1缶分) |
● A | |
・酒 | 大さじ3 |
・水 | 1カップ |
● みりん | 大さじ1 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
● 揚げ油 | 適量 |
つくり方
1 ズッキーニは、両端のへたを切り落とし、3等分に切る。さらに縦に4等分に切る。
2 170℃に熱した揚げ油にズッキーニを入れ、揚げ色がつくくらいまで、からりと素揚げする。
3 鍋にAとツナを入れ、さっと煮立てる。ツナは水から入れて一緒に煮ると、だしが出やすい。2を加え、さらに長ねぎ、みりんを加えてふたをする。5分煮たらふたをとり、薄口しょうゆを加えて、さらに5分煮る。
ズッキーニのこと
ズッキーニは、きゅうりのような見た目ですが、実はかぼちゃの一種。淡白でくせが少なく、ほのかな甘みと苦みが特徴です。
旬は6月~8月。イタリア料理やフランス料理などに重宝され、南フランスの煮込み料理「ラタトゥイユ」などに欠かせない食材です。炒めやグリルなどのさまざまな料理にも使いやすく、近年では日本でもスーパーマーケットに並ぶ一般的な食材として人気が高まっています。
ズッキーニにはβ-カロテンやビタミンC、カリウムが豊富に含まれており、疲労回復や免疫力アップが期待できます。新鮮なズッキーニを選ぶポイントは、均一にふくらみがあり、表面につやがあるものを選ぶことです。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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