• 和梨とバニラのコンポートジュレのつくり方を、料理家の中川たまさんに教えていただきました。つるんと、のどごしのいい、お腹いっぱいの後でも食べたくなるような冷たいおやつ。少ない食材、シンプルな工程、体に負担がなく少しプラスになるような食材を取り入れた、食べ飽きないおいしさです。
    (『つるんと、のどごしのいいおやつ』より)

    和梨とバニラのコンポートジュレのつくり方

    画像: 和梨とバニラのコンポートジュレのつくり方

    甘酸っぱく、さわやかな和梨にバニラの芳醇な香りをまとわせて。

    ジュレのとろけるようなやわらかさに和梨の食感が際立ちます。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 和梨2個(約400g)
    ● 粉ゼラチン3~5g
    ● A
    ・バニラビーンズ1/4本
    ・白ワイン2/3カップ
    ・レモン果汁大さじ1と1/2
    ・はちみつ40g(和梨の重量の10%)
    ・洗双糖(グラニュー糖でも可)80g(和梨の重量の20%)

    つくり方

     コンポートをつくる。バニラビーンズは縦半分に切る。和梨は縦4等分に切り、皮をむいて芯を取る。皮と芯はガーゼにくるむかお茶パックに入れ、和梨とA、水1カップとともに鍋に入れ、中火にかけ、沸騰したら弱火にしてあくを取る。ペーパータオルをかぶせて8分ほど煮て火を止め、そのままおいて粗熱を取る。容器に入れ、冷蔵庫で半日以上おいて味をなじませる。

     ジュレをつくる。の和梨と芯や皮を取り出し、果肉は好みの大きさに切る。鍋にコンポート液1と1/2カップを入れて中火にかけ、沸騰直前に粉ゼラチンをふり入れ、よく混ぜ合わせ火を止める。粗熱が取れたら、容器に和梨と一緒に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。器に盛り、バニラビーンズのさやを飾る。

    画像1: つくり方

    つるるんメモ

    粉ゼラチンの量が多くなるほど仕上がりの食感が、とろとろからぷるんとしたかためになっていきます。砂糖は癖がなくすっきりとして透明度が高い洗双糖がおすすめですが、グラニュー糖でも代用できます。


    本記事は『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)からの抜粋です

    〈撮影/宮濱祐美子〉


    画像2: つくり方

    中川たま(なかがわ・たま)

    料理研究家。兵庫県生れ。アパレル勤務を経て、自然食料品店勤務の後、2004年ケータリングユニット「にぎにぎ」をスタートさせ、2008年に独立。現在は神奈川県・逗子にて夫と娘との3人暮し。月に数回、自宅で季節の野菜や果物を大切にした料理教室を開催。雑誌や書籍での、シンプルな器使いや洗練されたスタイリングも人気。近著『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)など、著書多数。

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    『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)|amazon.co.jp

    『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)

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    寒天、ゼラチン、葛、白玉粉、アガーを使ったつるん、つるるん、ぷるん……と、のどごしのよさにこだわった冷たいおやつは、中川たまさんが得意とする少ない材料で簡単につくれるものばかり。果物やハーブ、スパイス使いも絶妙です。みずみずしさとつるんとした食感を併せ持った、毎日でも食べたいおやつを集めた1冊です。



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