(『はじめての、やさしいお菓子』より)
「クラッシックプリン」のつくり方
材料(直径×高さ4cmのプリン型6個分)
● カラメル | |
・きび砂糖 | 50g |
・水 | 15mL |
●牛乳 | 380mL |
●きび砂糖 | 60g |
●卵 | 2個 |
●卵黄 | 1個分 |
●さくらんぼ | 6粒(あればで可) |
下準備
◎オーブンを150°Cに予熱する。
◎湯せん焼き用の湯を用意しておく。
つくり方
1 カラメルをつくる。鍋にきび砂糖と水を入れて火にかけ、ときどき鍋を回しながら煮つめていく。こんがりと色づいてきたら型に流す。
2 ボウルに卵と卵黄、きび砂糖を入れてすばやくかき混ぜ、牛乳を加えて静かに混ぜ合わせる。
3 網で2を別のボウルにこしたら、表面をキッチンペーパーで軽く押さえて膜をぬぐい、型に流し入れる。バットにお湯を張り、プリン液を入れた型を並べて150°Cで40分、140°Cに落として20分をめやすにオーブンで湯せん焼きする。
4 焼き上がったら粗熱を取り、冷蔵庫でよく冷やして型から抜く。好みでさくらんぼを添える。
ポイント
・カラメルは、慣れたら少しずつ濃く煮詰めてみましょう。味わいに深みが増します。
・プリン液をつくるときは泡立てるより、静かにじっくりと混ぜ合わせる気持ちで。
・保存は冷蔵庫で。2日以内をめやすにいただきましょう。
長田佳子さんのおすすめ食材
白州郷牧場の平飼いたまご
山梨県白州町の清らかな空気と水の恵みを生かし、風通しのよい平飼い鶏舎で生まれた卵。
「以前、鶏舎を訪ね、親鶏たちの元気でのびのびとした様子に胸を打たれました。良質な、香り高い卵の風味をまとうと、お菓子は一層味わい深くなります」
白州郷牧場
http://www.hakusyu.jp/
本記事は『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)からの抜粋です
〈料理・スタイリング/長田佳子 イラスト/塩川いづみ 撮影/馬場わかな〉
長田佳子(おさだ・かこ)
菓子研究家。フランス菓子店、オーガニックレストラン等で10年間勤務ののち、2015年に「foodremedies」(フードレメディ)を立ち上げる。「foodremedies」のレメディとは“癒し”や“治療する”との意味をもつ。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農業家や食品メーカー等ともに商品開発に取り組む。著書に『季節を味わう癒しのお菓子』(扶桑社)ほか。2022年12月に『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)発売。
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はじめての方にもおすすめしたい、「やさしいお菓子」のレシピ集。菓子研究家・長田佳子さんによる雑誌『天然生活』の人気連載2年分に、クリスマスのお菓子と撮り下ろしレシピを追加してまとめた待望の一冊です。クッキー、プリン、アップルパイにドーナツなど、どれも手軽につくれておいしく、美しいお菓子たちばかり。さらに、「製菓づくりに役立つ食材」リストや、仕上がりが変わる「動作のきほん」についても解説した充実の内容です。
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