ちぢみほうれんそうのホットサラダのつくり方
ベーコンをにんにくとカリカリに炒め、ほうれんそうとあえる、定番のホットサラダです。冬ならではのちぢみほうれんそうを使えば、うま味や甘みもアップ。
チーズととろっとした温泉卵を加えて、熱々のうちに召し上がってください。
材料(つくりやすい分量)
● ちぢみほうれんそう | 1束 |
● ベーコン | 70g |
● セミドライトマト | 大さじ1 |
● 温泉卵 | 1個 |
● パルメザンチーズ | 1/2カップ |
● 白ワインビネガー | 大さじ1と1/2 |
● オリーブオイル | 1/4カップ |
● にんにく(スライス) | 大さじ1 |
● 塩、こしょう | 少々 |
つくり方
1 ほうれんそうは3、4cm長さに切りそろえ、軸下3~4cmは先端のみ切り落とし、縦に6等分する。ペーパータオルに包んで冷蔵庫で乾燥させる。
※捨ててしまうことの多い軸のピンクの部分は、実は甘くて栄養素が高くおいしい部分。熱が入りやすいよう切り込みを入れて一緒に使うのがおすすめ。
2 セミドライトマトは、繊維を断ち切り、みじん切りにする。ベーコンは薄切りにする。
3 フライパンを弱火で熱し、ベーコンを炒める。肉の脂が出てきたら火を強める。焼き色がついたら火を止めて取り出し、ペーパータオルの上で油をきる。
4 同じ鍋にオリーブオイル、にんにくのスライスを入れ、弱火にかける。にんにくが色づいたら、徐々に火を強くしてカリッと香味を出す。ある程度熱が回ったら火を止めてにんにくを取り出し、ペーパータオルにのせる。
5 4の鍋の熱があるうちにセミドライトマト、白ワインビネガーを加え、塩、こしょうで調味して混ぜ合わせる。
6 大きめの皿にほうれんそうとベーコンを盛り付け、ペーパータオルの上からくだいたにんにくをふりかける。中央から熱々のドレッシングを回しかけ、チーズをふりかける。最後に温泉卵をのせる。
ちぢみほうれんそうのこと
「ちぢみほうれんそう」は、寒い環境で栽培される冬季限定のほうれんそう。名前のとおり、ちぢんだ肉厚な葉で、通常の「ほうれんそう」よりもうま味や甘みが強いのが特徴です。
ほうれんそうはβ-カロテンや鉄やマグネシウム、亜鉛などのミネラル類が豊富で、鉄分の吸収をサポートするビタミンCやビタミンB群がバランスよく含まれていることで知られていますが、ちぢみほうれんそうはビタミン類をさらに豊富に含みます。乾燥する冬場の乾燥肌対策としても効果が期待できるので、女性にうれしい食材といえます。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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