(別冊天然生活『大切な人への贈りものとお取り寄せ』より)
相手が喜ぶ贈りものとは?
「だれかに贈りものをするときに大事なのは、相手の方が喜んでくれるものを選ぶ気持ちです」と諏内えみさん。
そのためには、ついでや間にあわせではなく、事前にきちんと「どんなものが好き?」「家族構成は?」「どんなときに使ってもらいたい?」などのリサーチを。
「◯◯が好き」といっていたのを覚えていてくれると、受け取る側はとてもうれしいものです。
お取り寄せや限定品など、手に入りづらいものなら、一層、特別感もアップします。
目上の方はマナーを気にすることも多いので配慮を忘れずに。知識を持っておくことも大切です。
小さいお子さんのいる家には
お子さんがいる家への手土産は、子どもひとりずつに用意するとうれしいものです。
できれば大人用も別に用意します。アレルギーの心配もあるので、食べ物を持っていくときは、事前に確認をしておくようにしましょう。
手づくりのお菓子は衛生面の観点からおすすめできません。
親・身内には
好みや欲しいものがよくわかっている親や身内にはタブーを気にしすぎず、本人が喜んでくれそうなものを。
誕生日や父の日・母のには定番の品でもいいですし、困ったときは花を贈る方法もあります。
「もの」ではなく、歌舞伎や映画、旅行などの「体験」をプレゼントしてもいいですね。
ひとり暮らしの方には
ひとり暮らしの方への贈りものでは、郵送の場合、すぐに受け取れるかわからないうえ、冷蔵庫の容量にも限界が。冷蔵・冷凍品は避けるのが無難です。
食べ物は一度に食べきれなくてもすむ個包装がいいでしょう。
ふきんやオリーブオイルのような消耗品は、ひとり暮らしで重宝するのでおすすめです。
〈監修/諏内えみ イラスト/須山奈津希 取材・文/工藤千秋〉
諏内えみさん(すない・えみ)
「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。美しいふるまいや会話術、テーブルマナーの講座が人気。女優のエレガント所作指導やテレビ出演も多数。著書にベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)など。
https://www.livium.co.jp/profile/
※ 記事中の情報は取材時のものです
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天然生活ゆかりの83人に聞いたとっておきの贈りもの
大切なだれかに、感謝の気持ちを込めて何か贈ってみませんか?
ウー・ウェンさん、德田民子さん、引田かおりさんなど、83人の方が実際に贈ったものや、お取り寄せしたものをご紹介。
内田彩仍さんおすすめのクッキー缶の表紙が目印です。
諏内えみさんのマナーコラム付き。
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