• ラップのように使えて、汚れたら洗って繰り返し使える「みつろうラップ」。体にも環境にもやさしいみつろうラップですが、熱や酸に弱いなどの特徴もあります。より効果的に使うために、みつろうラップの特徴と扱い方をご紹介します。
    (『天然生活』2020年2月号掲載)

    みつろうラップの特徴と扱い方

    熱と酸には要注意

    みつろうは熱と酸に弱い素材。

    熱湯や強い酸性の食品に触れると溶け出してくるので、注意してください。

    安藤さんによると、「熱湯で洗うことができないので、生肉や生魚には直接触れさせない方がいい」のだそう。

    電子レンジも使用不可です。

    手の熱で折り目が接着

    画像: びんにみつろうラップをのせて手で覆うと、あっという間にふたに。

    びんにみつろうラップをのせて手で覆うと、あっという間にふたに。

    マツヤニを混ぜているみつろうラップは、ほどよい粘着性があり、手の熱を加えるとくっつきやすくなります。ものの形に沿って手を当てながらじんわり熱を伝えていくと、ひだとひだが接着します。

    保管は常温か野菜室で

    みつろうの融点は約65℃、マツヤニは70℃以上なので、常温で保管できます。夏に表面が少しベタベタしてくるようなら、冷蔵庫の野菜室での保管がおすすめ。折りたたんだり、重ねたりしてもくっつきません。

    使ううちにしなやかに

    画像: 形やサイズは、用途に合わせて好きなようにつくりましょう。

    形やサイズは、用途に合わせて好きなようにつくりましょう。

    「はじめは少しピンとしていますが、繰り返し使ううちにしなかになって、だんだん手になじむようになってきます」と安藤さん。布地は「ほどよいやわらかさの綿がおすすめ」とのことですが、リネンやガーゼでもつくれるそう。

    食器の要領で洗って干す

    画像: 洗ったら、しわをのばして食器の水きりかごに。吊るして干してもいい。

    洗ったら、しわをのばして食器の水きりかごに。吊るして干してもいい。

    お手入れは、ふきんや食器と同じ要領で水洗いし、そのまま自然乾燥するだけ。洗ってすぐに使いたいときは、水気をふき取ってから使用を。汚れが気になったら、食器用の洗剤とスポンジを泡立てて、やさしくこすりましょう。



    〈制作/安藤美保 撮影/石川 奈都子 取材・文/山形恭子〉

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    ▼そのほかのみつろうラップの記事はこちら▼

    楽しく続けられる小さなエコ習慣 >>

    みつろうラップの使い方 >>

    みつろうラップのつくり方 >>

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    教えてくれた人
    安藤美保(あんどう・みほ)

    画像: 食器の要領で洗って干す

    兵庫・神戸元町「ネイバーフード」の店主。近郊の野菜や国内外の加工品、自家製スイーツなども扱っている。飲食にたずさわる友人と「ボタニカルラップ」の名でみつろうラップを広める活動を始め、不定期でワークショップを開催する。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    ※ みつろうラップは「天然生活 ONLINE SHOP」からもお求めいただけます。みつろうラップを初めてお使いになる方や、まずは手軽に試してみたいという方におすすめです。

    天然生活 ONLINE SHOP
    https://shop.tennenseikatsu.jp/

    画像: みつろうラップの特徴と扱い方/手づくりみつろうラップのある暮らし



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