(『天然生活2021年11月号掲載)
しんどいときの対処法をもとう
どうしても心がしんどい。そんなときのために、自分なりの対処法を見つけておきましょう。
ノートに書き出す
悩みの沼に落ちてしまったときは、心に浮かぶ言葉をノートに書き出してみます。文字にすることで、自然と頭の中が整理され、客観的に状況を見ることができるように。
没頭する
餃子を包む、洗濯物をたたむというような単純作業に集中を。無心に手を動かすことで瞑想状態となり、余計なモヤモヤをシャットアウトできます。成果が見えるので達成感も。
自分をハグする
さびしいときやつらいときは、自分で自分をハグ。ハグすると幸せホルモンが分泌されますが、ひとりでやってもOK。やわらかいぬいぐるみなどを抱きしめるのも効果的です。
泣く
泣くことは副交感神経を優位にし、固くなった心をやわらげてくれます。悲しいことやつらいことを思い出すより、泣ける映画や本で感動の涙を流して、心をすっきりと。
小さな幸せを感じる
日頃から、自分で自分のご機嫌をとる「小さな幸せリスト」をつくっておく。おいしいお茶を飲む、空を見上げるなど、心が不安定になったら、そのリストを実践してみて。
自分を褒める
つらいときこそ、自分が自分の味方になること。手帳に「よくできましたシール」を貼る、自分ひとりのライングループをつくり、 自分あてに「褒めスタンプ」を押すのもあり。
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<監修/福永伴子 取材・文/工藤千秋 イラスト/カトウミナエ>
福永伴子(ふくなが・ともこ)
医学博士。順天堂大学医学部卒業後、複数の病院での勤務を経て、2011年、心療内科・精神科「ともクリニック浜松町」を開業。著書に『わたしのココロにしてあげたいこと。』(朝日新聞出版)などがある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです