新しい年のはじまりを、手づくりのおせち料理でお祝いしてみませんか。 料理家の松田美智子さんのレシピなら、はじめての方でもおいしく安心してつくることができます。今回は、良縁や円満を願う「手綱こんにゃく」のつくり方をご紹介します。
（『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載）
（『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載）
「手綱こんにゃく」のつくり方
結び目のような形から縁を結ぶといわれ、良縁や円満を願う意味もある手綱こんにゃく。切り込みを入れて水分をしっかり抜くことで、味しみがよくなります。
材料（4人分）
| ● こんにゃく | 1枚 |
| ● 塩（下処理用） | 小さじ1 |
| ● 三温糖 | 大さじ1 |
| ● A | |
| ・ だし | 1と1/2カップ |
| ・ 酒 | 大さじ2 |
| ・ みりん | 大さじ2 |
| ● B | |
| ・ 濃口しょうゆ | 大さじ1 |
| ・ 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
１ こんにゃくに塩をすり込み、鍋に入れ、たっぷりの水を加えて火にかけ、約20分ゆでてくさみと水分を抜く。
２ ざるにあげ、冷めたら1cm厚さに切り、上部に切り込みを縦2cm入れる。下3cmには切り込みが入らないようにする。
３ ２を鍋でから炒りしてさらに水分を抜き、Aを加える。煮立ったら、三温糖を加えてふたをして、10分煮る。
４ 火を止め、冷めたら再度火にかけ、Bを加えてふたをせずに1〜2分煮て、冷ます。
５ 切り込みにこんにゃくを入れて返し、手綱にする。
＜撮影／山田耕司＞
松田美智子（まつだ・みちこ）
料理研究家。日本料理をベースにした家庭料理教室を主宰。著書に『家庭料理は郷土料理から始まります。』（平凡社）、『季節の仕事』（扶桑社）など多数。インスタグラム：@michiko_matsuda
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
