• 寒い夜、暖かな部屋で心静かに手を動かす、自分だけの時間を楽しんでみませんか。「朝はできるだけ寝ていたいから、夜のうちにいろいろ済ませてしまう」と笑う料理家・中川たまさんに、翌日の朝ごはんのためにつくる、冬のスープと蒸しパン、コンポートのレシピを教えてもらいました。
    (『天然生活』2020年3月号掲載)

    鶏肉と冬野菜のスープのつくり方

    旬のカリフラワーとかぶを使った冬のスープ。

    牛乳と薄力粉でやさしい味わいに。あつあつの蒸しパンとの相性もばっちり。

    画像: 朝はスープをメインにして、パンなどをちょこっと添えることが多いそう

    朝はスープをメインにして、パンなどをちょこっと添えることが多いそう

    材料(つくりやすい分量)

    ● 鶏もも肉1枚
    ● 玉ねぎ1/4個
    ● カリフラワー1/2個
    ● かぶ2個
    ● ホワイトマッシュルーム4個
    ● 牛乳800mL
    ● 薄力粉大さじ2
    ● 塩、こしょう各少々
    ● オリーブオイル大さじ2
    ● あれば乾燥ディル少々

    つくり方

     鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩、こしょうをふる。野菜類はすべて食べやすい大きさに切る。

     鍋にオリーブオイルを熱し、の鶏肉と野菜を中火で炒める。油が全体になじんだら薄力粉を加え、混ぜながら炒める。

     牛乳を加え、ひと煮立ちしたら火を弱める。鶏肉に火がとおって野菜がやわらかくなるまで30分ほど煮込み、塩、こしょうで味をととのえる。器に盛り、お好みでディルをふる。

    画像1: つくり方

    豆乳蒸しパンのつくり方

    材料を混ぜて蒸すだけ。シンプルだけど美味な蒸しパン。

    小さなカップがなくても耐熱皿に大きく流し込んでOK。

    画像: 豆乳蒸しパンのつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● A
    ・薄力粉180g
    ・きび砂糖80g
    ・ベーキングパウダー小さじ2
    ・塩ひとつまみ
    ● 卵2個
    ● 米油大さじ2
    ● 無調整豆乳160mL

    下準備

    ● 材料を計量しておく。

    の粉類は混ぜ合わせ、好みでふるっておく。

    つくり方

     ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でよくときほぐす。米油、豆乳の順に加え、そのつどよく混ぜる。

     を加え、粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜ合わせる。

     オーブンシートを敷いた耐熱皿に流し入れ、蒸気の上がった蒸し器で強火で20~25分ほど蒸す。竹串を刺して生地がついてこなければ蒸し上がり。

    きんかんのコンポートのつくり方

    きんかんは半分に切って種を除いてから煮ると食べやすい。

    数日で食べきれる量をサッとつくり、ヨーグルトなどにのせて。

    画像: きんかんのコンポートのつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● きんかん300g
    ● A
    ・きび砂糖80g
    ・白ワイン、水各80mL
    ・レモンのしぼり汁1/2個分

    つくり方

     きんかんはへたを取り、横半分に切って竹串などで種をのぞく。

    画像2: つくり方

     鍋にきんかんとを入れて中火にかけ、20分ほど煮る。きんかんがやわらかくなったらでき上がり。粗熱をとって保存容器などに入れる。

    *4〜5日で食べきるとよい。


    〈撮影/砂原 文 取材・文/結城 歩〉

    中川たま(なかがわ・たま)
    四季折々の食材を使った料理や保存食を提案。暮らしぶりやもの選びにも定評がある。著書に『いも くり なんきん、ときどきあんこ』(文化出版局)など。
    インスタグラム:@tamanakagawa

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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