「二十四節気」は太陽の運行をもとに一年を24等分したもので、それぞれの長さは約15日間です。意識することで、移りゆく季節をより感じられるようになります。今回は「春分」のご紹介です。
(『天然生活手帖2024』より)
(『天然生活手帖2024』より)
春分(しゅんぶん) 3月20日〜4月3日
※日付は2024年のもので、その年によって多少前後する場合があります。
春のお彼岸は、お中日にあたる春分の日を真ん中に、前後三日ずつの計七日間。
春分の日は、昼と夜の時間が同じで、これから昼の時間が長くなります。
ぼた餅、彼岸団子に彼岸餅。
お供えを持ってお墓参りへ。
手向ける花には、菜の花やレンギョウなど、季節の花も交ぜました。
これから本格的な春になります。
季節の行事 お花見
![画像: 季節の行事 お花見](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/03/15/1fbfe65024627e39f153636220a4b0f8d4b3fab3_xlarge.jpg)
桜前線が北上して、我が家の近くでも咲きはじめました。
今日は心静かに、ひとり庭に赤い毛もうせ氈んを敷き延べて、じっくりと花見をするとします。
季節の花 タンポポ
![画像: 季節の花 タンポポ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/03/15/aa3e28381a212523d1c4dae63cd217fd0bde2eb6_xlarge.jpg)
タンポポの別称は「鼓草(つづみぐさ)」
花の形が鼓に似るから、あるいは堤に咲くからとも。
どちらにせよ、黄色く丸く愛らしい花は、春の象徴です。
文・絵/平野恵理子
本記事は『天然生活手帖2024』(扶桑社)からの抜粋です
平野恵理子(ひらの・えりこ)
イラストレーター、エッセイスト。1961年、静岡県生まれ、神奈川・横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品、また暦に関する著作も多い。著書に『六十一歳、免許をとって山暮らし』『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(ともに亜紀書房)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)など。山梨・八ヶ岳南麓在住。
* * *