(『天然生活』2020年4月号掲載)
*1週間分の便利な仕込み素材
マッシュポテト
もったりとしたかたさにすると、アレンジするときにも便利です。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 じゃがいも中2個(300g)は皮をむき、ひと口大に切って水とともに鍋に入れ、強火にかける。沸騰したら中火にし、火がとおったらざるにあげて水をきり、鍋に戻す。再び中火にかけて水分をとばし、火からおろしてすりこぎでつぶす。
2 バター20g、牛乳50mL、塩小さじ1/4、黒こしょう少々を加えて中火にかけ、混ぜながらもったりするまで火をとおす。冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
甘塩さけのフライパン酒蒸し
蒸し汁ごとゆっくり冷ますと、時間が経ってもやわらかな身に。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 フライパンに甘塩さけ2切れを並べ、酒大さじ2、水大さじ2を加えて強火にかける。沸騰したらふたをして、弱火で3分蒸し煮にする。
2 蒸し汁につけたまま冷まし、軽く水けをきって保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
鶏そぼろ
鶏肉がかたまらないように、調味料でほぐしてから加熱します。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 鍋に鶏ひき肉200g、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1、しょうゆ大さじ2と1/2を入れ、箸でほぐすように混ぜておく。
2 中火にかけ、箸で手早く混ぜながらそぼろ状になるまで火をとおしたら、煮汁がほとんどなくなるまで煮つめる。冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
大豆カレーマリネ
どんな素材とも相性のいい一品。酢をあとで加え酸味を立たせます。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 鍋に蒸し大豆1缶(140g)、玉ねぎ(みじん切り)25g、砂糖大さじ2、塩小さじ1/2、水50mL、カレー粉小さじ1/2を入れ、ひと混ぜして強火にかける。煮立ったら弱火にして1分ほど火をとおす。
2 火からおろし、酢50mLを加えて混ぜる。冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
ゆでほうれんそう
小松菜や春菊、菜の花で代用可能。塩でゆで、水でさらすとアク抜きに。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 ほうれんそう1束(200g)はさっと塩ゆでし、冷水にとる。
2 水けをしっかりしぼって保存容器に入れ(ラップで包んでもよい)、冷蔵庫で保存する。
ひじきの煮もの
別の料理にも使うので具は少なめに。お弁当用にしっかり煮つめて。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 芽ひじき20gは水に30分つけてもどす。洗って鍋に入れ、水を加えて火にかける。沸騰したらざるにあげて水をきり、鍋に戻す。
2 にんじん50gは太めのせん切りにする。油揚げ1枚は横半分に切ってから細切りにする。
3 1に2、だし汁300mL、酒大さじ1、砂糖大さじ3弱、しょうゆ大さじ1と1/2、塩小さじ1/6を入れ、ひと混ぜして強火にかける。煮立ったら強めの中火にし、煮汁が少なくなるまで15~20分煮る。冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
ゆでブロッコリー
さっと塩ゆでしたらざるにあげ、手早く冷まして色止めをします。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 塩少々を加えた湯で小房に分けたブロッコリー200gをさっとゆで、ざるにあげて、手早く冷ます。
2 水けが取れたら保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
かぼちゃの煮もの
はちみつと塩で煮ると色もよく、甘味がふわっと広がる一品に。
材料とつくり方(つくりやすい分量)
1 かぼちゃ200gは3cm角に切る。鍋にはちみつ大さじ1、塩少々、水50mLとともに入れてひと混ぜし、強火にかける。
2 煮立ったらふたをして、弱火で5分ほどやわらかくなるまで煮る。
ゆで卵とレモンじょうゆ卵
お弁当にはかたゆでがおすすめ。ひとつは爽やかな風味の味卵に。
材料とつくり方(1人分)
1 卵2個はかためにゆでて、からをむく。
2 1個はレモンじょうゆ卵にしておく。保存袋にレモン汁、しょうゆ各大さじ1、砂糖小さじ1/3を入れてよく混ぜる。卵を入れ、空気を抜いて冷蔵庫でひと晩おく。
<撮影/竹田俊吾 スタイリング/上良美紀 取材・文/山形恭子>
船橋律子(ふなはし・りつこ)
母譲りの料理好き。飲食店勤務を経て、定食やお弁当、お惣菜の店「かもめ食堂」をオープン。お弁当本に続き、『六甲かもめ食堂 野菜が美味しい季節の献立』(誠文堂新光社)が好評発売中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです