（『天然生活』2023年6号掲載）
感染症へのSOS（抗ウイルス、強壮、免疫を高めるために）
ハーバリストの萩尾エリ子さんに、感染症対策や免疫を高める香りをブレンドしたマッサージオイルのつくり方を教わりました。
「抗ウイルス作用をもつラヴィンツァラは、マダガスカル原産。
スーッと鼻を抜けるようなすがすがしい芳香です。免疫力を高める成分『リナロール』を含むホーウッドと合わせれば、感染からのプロテクトとなるほか、呼吸器のケアにも役立ちます。
蓼科のお店ではアルコールにこれらを加えて店頭でご使用いただいています」
使用する精油
● ラヴィンツァラ〈Cinnamomum camphora CT （Cineole）〉
● ホーウッド〈Cinnamomum camphora CT （Linalool）〉
マッサージオイルのつくり方
材料（つくりやすい分量）
| ● ラヴィンツァラ | 3滴 |
| ● ホーウッド | 2滴 |
| ● ホホバオイル | 5mL |
つくり方
清潔な容器にホホバオイルと精油を入れ、よく混ぜる。
［注意、禁忌事項］
● 「パッチテスト」をしてから使用しましょう。
はじめての精油を塗布するときは、必ず「パッチテスト」をしてから。敏感肌やアレルギー体質の方はとくに注意が必要です。
1%程度に薄めた精油を肌の柔らかいところに塗布して数時間～2日ほど様子を確認します。
● 精油によって、使ってはいけない対象や方法、使用量や頻度があります。
信頼できる精油を使い、専門家のアドバイスを必ず受けて使いましょう。
とくに、妊産婦、授乳中の方、乳幼児、てんかんなど神経系統の弱い方、ホルモンに関わる疾患のある方は、注意を必要とする精油がありますので、確認しましょう。
［使用期限・保管］
● マッサージオイルは1カ月以内に使い切ることをお勧めします。
● 保管は直射日光の当たらない、涼しい場所で。
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〈監修／萩尾エリ子 撮影／寺澤太郎 構成・文／玉木美企子〉
萩尾エリ子（はぎお・えりこ）
はぎお・えりこ ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー。長野・茅野にて薬草店「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」を営み、ハーブティーや精油の販売のほかアロマテラピーにまつわる講座も開催している。著書に『あなたの木陰』amazonで見る 『香りの扉、草の椅子』amazonで見る （ともに扶桑社）など。
https://www.herbalnote.co.jp/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
