• 自然素材のかごは湿気が大敵。風通しの悪い場所で保管したり、水分を含む食材を入れたままにしたりすると、カビや変色の原因にも。大切なかごを長く使うためのお手入れの方法をご紹介します。
    (『暮らしの図鑑 モノのお手入れ・お直し・作りかえ』より)

    モノを大切に使い続けるためのお手入れ

    暮らしの道具を気持ちよく使い続けるために知っておきたい、日々のお手入れ。

    今回は、かごのお手入れの方法をご紹介します。

    木や竹など自然素材でできたかごは、風通しのよい場所で保管することが大切。

    ほつれてしまったら、そこから汚れやカビ菌が入らないように、早めにお直しを。

    大切なかごをカビや汚れから守り、長く愛用してくださいね。

    かごのお手入れの方法

    画像: かごのお手入れの方法

    竹や、木の皮など自然素材で仕立てたかごやざるを編組品(へんそひん)と呼びます。

    サイズも豊富で軽く、使い勝手がいいかごは収納しても見栄えが良く、重宝しますが、湿気が大敵。

    クローゼットや閉め切った場所など、空気を流さず湿気がこもるところで保管したり、野菜や果物など水分を含む食材を直接入れたままにしたりすると、カビや変色の原因になるので注意しましょう。

    かごは、使用するにも保管するにも、風通しをよくしておくことが日々のケアになります。

    かごのおき場所は窓や扉を開け、サーキュレーターや換気扇などで空気の循環をよくするなど工夫をしましょう。

    接触面が少ないほうが風は抜けやすいので、ぶら下げる、壁にピンで留める、高いところに間隔を開けて置くのも一案。

    脱衣場など水まわりで自然素材のかごを使うときも、湿気がこもらないようにすれば大丈夫。表面に少し汚れがついたくらいなら、たわしでゴシゴシこすり落とせば問題ありません。

    カビてしまったら、漂白する手もありますが、基本的には漂白剤の類は使わないほうが無難です。

    また、かごがほつれてしまったときは、ぜひお直しを

    小さなほつれは、細い紐でぐるぐる留めればOK。あえて異素材を用いても面白いかもしれません。

    作り手がわかる製品であれば、修繕をお願いできるケースもありますので、購入する際は、修繕を依頼することも視野に入れて買い求めると長期スパンで使いやすくなります。

    〈撮影/平沢千秋〉

    ※ 本記事は『暮らしの事典 モノのお手入れ・お直し・作りかえ』(翔泳社)からの抜粋です。


    ▼『モノのお手入れ・お直し・作りかえ』そのほかの記事はこちら▼

    URL(※記事公開後に設定) https://tennenseikatsu.jp/_ct/17697304

    URL(※記事公開後に設定) https://tennenseikatsu.jp/_ct/17697314

    ◇ ◇ ◇

    『暮らしの事典 モノのお手入れ・お直し・作りかえ』(暮らしの図鑑編集部・編/翔泳社・刊)

    画像: かごのお手入れの方法|モノのお手入れ・お直し・作りかえ

    amazonで見る

    モノを大切に使い続けるための暮らしのアイデアとヒントを1冊に。

    本書は、さまざまな生活道具や室内空間をお手入れし、壊れたところを修繕し、自分らしく整えていくための、さまざまなアイデアやヒントをまとめた事典です。日常的なお手入れやお直しはもちろん、金継ぎ、ダーニング、染め直し、壁の塗替えなど、新しい価値が生まれる作りかえの提案も多数ご紹介。人気シリーズ『暮らしの図鑑』の姉妹本となります。

    毎日の小さな手仕事の積み重ねが、大好きなモノとともに過ぎていく時間がきっと、あなたらしい暮らしを生み出していくはずです。本書にまとめたアイデアが、その一助となれば幸いです。



    This article is a sponsored article by
    ''.