ヨモギオイルのつくり方
肉料理やドレッシングに使うのに重宝する、さわやかな風味のオイル。
切り傷、やけど、乾燥肌などに塗るマッサージオイルとしても使える万能オイルです。
材料 (つくりやすい分量)
● 乾燥ヨモギ | 150g |
● 太白ごま油 | 250mL |
用意するもの
● 土鍋 | |
● ガーゼなど(最後オイルをこすときに使います) | |
● 清潔なガラスびん |
つくり方
1 乾燥ヨモギをさらに細かく粉砕する。
2 土鍋に1と太白ごま油を入れて弱火にかけ、弱火のまま30分煮て火を止める。
3 オイルが冷めたら、ガーゼを使って濾して、清潔なガラスびんで保存する。
★ 消費期限の目安は6ヶ月です。
ヨモギ酒(チンキ)のつくり方
ヨモギの脂溶性成分と水溶性成分を抽出したお酒。
冷え性改善に内服したり、お風呂に加えて入浴剤にしても。
材料 (つくりやすい分量)
● 乾燥ヨモギ | 10g |
● アルコール(50度以上のウォッカ) | 100mL |
用意するもの
● 清潔なガラスびん |
つくり方
1 乾燥ヨモギを細かく粉砕する。
2 ガラスびんに1を加え、アルコールをひたひたになるまで注ぐ。
※ここでヨモギがアルコールから出ていると、カビの元となるので注意。
3 2週間ほど経ち、ヨモギのエキスが抜けて、アルコールに色が溶けだしてきたら、ヨモギを取り出して完成。
★ 殺菌作用が高く、長期の保存(1~2年)が可能です。
山下智道(やました・ともみち)
野草研究家。福岡県北九州市出身。登山家の父のもと幼少より大自然と植物に親しみ、野草に関する広範で的確な知識と独創性あふれる実践力で高い評価と知名度を得ている。国内外で多数の植物観察会・ワークショップ・講座を開催。
著書に『ヨモギハンドブック』(文一総合出版) amazonで見る 、『野草がハーブやスパイスに変わるとき』(山と渓谷社) amazonで見る 、『野草と暮らす365日』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。
●公式サイト「野草研究家 山下智道」
https://www.tomomichiyamashita.com/
●YouTube:「山下智道のなんでも植物学」
https://www.youtube.com/@tomomichi_yamashita
●Instagram:@tomomichi0911
https://www.instagram.com/tomomichi0911/
●X(旧Twitter):@herbtomo0901
https://twitter.com/herbtomo0901
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野草研究家「ハーブ王子」こと山下智道が、ヨモギ愛を注いだ図鑑 国内で見られるおもなヨモギ44 種類を掲載。一見似ている種類が多いヨモギ類を、葉と頭花の特徴で見分けられるように編集。識別だけでなくその種の個性、いわば「草となり」を、著者が実際に観察した経験から紹介。 食用や薬用、神事や魔術など、ヨモギと人の暮らしとのさまざまな関わりについても、豊富な情報を盛り込んだ。