• 2年前に第3子が生まれ、片づけの方法や考え方が変わったという“こんまり”さんこと、近藤麻理恵さん。「自分や家族が幸せに過ごすことが何より大事」という言葉に励まされます。片づけられない時期は自分を責めずに、「片づけのルール」をお休みすることも大切なのです。
    (『天然生活』2023年7月号掲載)

    片づけで「お休みしてたこと」

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    いまの暮らしとのバランスを大切に、無理のないやり方を編み出しています。

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    その都度、定位置に戻すこと

    画像: お休み_01 その都度、定位置に戻すこと

    ひとつひとつのモノを使い終わるたびに定位置に戻していましたが、最近は一時置き場を設置。

    「ダイニングやリビング、寝室など、各部屋にかごを置き、おもちゃや服などをとりあえず入れておくかたちにしました。かごがあふれそうになったら、それぞれの定位置に戻すようにしています」

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    かばんの中身をすべて出すこと

    画像: お休み_02 かばんの中身をすべて出すこと

    これまで外出先から帰宅したら、かばんの中身をすべて出し、それぞれを定位置に戻していたのを「バッグを定位置に戻すだけの簡易型にしました。最近はほぼ毎日同じ“ママバッグ”を使っているので、中身を出す必要もあまりないんです」

    余裕があるときは財布だけは出して定位置に。

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    スーツケースをすぐ荷ほどきすること

    家族旅行のほか、出張に出かけることも多い近藤さん。

    「以前は帰宅したその日にスーツケースを荷ほどきしていたのですが、最近は帰宅した瞬間から子どもたちにかかりきりになってしまって。とりあえずスーツケースのまま置いておき、時間があるときに片づけるようになりました」

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    日中におもちゃを片づけること

    これまでは子どもたちが次の遊びをする前に、それまで遊んでいたおもちゃを一緒に片づけるのがルール。

    「でも何かと不測の事態が起きて、そうはいかないこともしょっちゅう。日中に片づけるのは諦めて、ときには散らかりに目をつむりつつ、夜にまとめて片づけるように変えました」

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    絵本を並べ直すこと

    画像: お休み_05 絵本を並べ直すこと

    子どもたちの絵本は「シリーズごとに、巻数もそろえて、色もきれいに」並べていたという近藤さん。

    「娘たちは本が大好き。1日に何冊も取り出しては読んでいるので、きれいに並べ直すのは、いまの時期はあきらめました。本棚の中に戻っていればよし、というふうにしています」

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    <取材・文/嶌 陽子 イラスト/芳野>

    画像: ©KonMari Media Inc.

    ©KonMari Media Inc.

    近藤麻理恵(こんどう・まりえ)
    片づけコンサルタント。2010年に出版した『人生がときめく片づけの魔法』は世界的ベストセラーに。近著に『人生がときめく魔法の片づけノート』(扶桑社)、川村元気さんとの共著『おしゃべりな部屋』(中央公論新社)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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