かぼちゃの下ごしらえの仕方(マッシュかぼちゃのつくり方)
材料(つくりやすい分量)
● かぼちゃ | 400g |
● 三温糖 | 大さじ1 |
つくり方
1 かぼちゃは半分に切り、スプーンで種を取る。表面に三温糖をすり込み、自然な甘みが増すようにする。ラップで包み、湯気の上がった蒸し器で15分蒸し、火を止め、やわらかくなるまで余熱で蒸らす。
2 スプーンで皮から果肉を取り出し、ボウルなどに入れ、マッシャーでつぶす。
※砂糖の脱水効果で短い時間で火が通る。また、自然な甘味になる。
※かぼちゃは一度カットするといたみやすいので、使いきれなかったかぼちゃはマッシュにして冷蔵庫で保存するとよい。
かぼちゃのコロッケのつくり方
コロッケのタネは揚げる前に冷蔵庫で冷やすのがポイント。固くなるので扱いやすくなります。
材料(8個分)
● かぼちゃ(蒸してマッシュ) | 300g |
● ベーコン | 50g |
● エシャロット(みじん切り) | 大さじ2 |
● オリーブオイル | 大さじ1 |
● サワークリーム | 大さじ3 |
● ナンプラー | 小さじ1 |
● モッツァレラチーズ | 50g |
● 溶き卵 | 適量 |
● 薄力粉 | 適量 |
● クラッカー | 適量 |
● 米油 | 適量 |
● クレソン | 適宜 |
つくり方
1 ベーコンはみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを入れて弱火にかけベーコンを炒め、弱火の強にしてベーコンの脂を出す。エシャロットを加えてさらに炒める。
2 密封袋にクラッカーを割り入れ、ローラーなどで細かくくだく。
3 マッシュしたかぼちゃをボウルに入れ、1とサワークリームを入れて混ぜ、ナンプラーを加えよく混ぜたら、バットに広げ、8等分に切れ目を入れる。
4 モッツァレラチーズを小さく切り、3に並べる。手を濡らし、1/8量を手に取り、モッツァレラチーズを芯にして、団子状にする。薄力粉をふったバットに並べ、上から薄力粉を薄くふり、ラップをして冷蔵庫で休ませる。
5 ボウルに卵を割り入れて、4をからめ、2をまぶし、楕円型に形を整えて、160℃の油で揚げる。
6 器に盛り、あればクレソンを飾る。
かぼちゃのこと(栗かぼちゃ)
ハロウィンの季節になると店頭にはさまざまな種類のかぼちゃが並びます。日本でポピュラーなのは「栗かぼちゃ」と呼ばれる西洋かぼちゃ。じゃがいものようにほっくりとしていて甘みが強く、加熱すると皮がやわらかくなるのが特徴です。
かぼちゃはビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンC、β‐カロテン、カルシウム、鉄分、カリウムなどビタミン・ミネラル類を豊富に含んでいて、疲労回復、虚弱体質の改善に役立つ栄養価の高い食材です。
収穫は夏ですが、かぼちゃが店頭に並ぶ旬は秋から冬にかけて。というのも、かぼちゃは収穫してから数カ月かけて追熟させたほうが甘味が増し、栄養価も高くなるため。お料理からお菓子まで、さまざまな料理でおいしくいただきましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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