(『天然生活』2021年12月号掲載)
ひがしちかさんに聞く、冬の楽しみ方
つくるのも眺めるのも好きな、紙製品。この時季は、カレンダー選びとカードづくりがひがしさんの恒例です。
贈り物に添える簡単ペイントカード
模様が印刷されていない、無地の白い用紙をずらりと並べて、自作のカードをつくっておくのがいつからか習慣に。
プレゼントを贈る機会が増えるこの時季はとくに重宝します。
「創作で絵の具が余ったときなど、ばーっと並べたカードの上で筆を自由に動かしていくんです。指で塗ったり、水滴を垂らしたり。考えすぎず、ランダムに描くのがコツ。子どもと一緒に楽しめるから、おすすめです」

絵の具が乾いたら、ひと言メッセージを記し、プレゼントに添えて渡す

失敗も正解もなし、だから楽しい。一気に描きあげたものを一枚ずつ眺めると、また違う魅力が見えてくる

使う画材はアクリル絵の具のほか、ペンやえんぴつなどで、自由に
気持ちが高まるカレンダー選び
紙製品のなかでも、とくに好きだというカレンダー。
自身の仕事の予定はすべてオンラインで管理するようになったいまでも、紙のカレンダー選びは一年の節目として欠かせない楽しみです。
「一年全体を見わたせるカレンダーはトイレに、1カ月ごとのものはアトリエに。キッチンのものだけは、子どもの予定を書き込めるような仕様を。用途に合わせて好みのものをかけて使っています」

トイレに毎年貼っているのは、「パピエラボ」の「WALL CALENDER」。見飽きないデザインが心地いい

書き込めるタイプのカレンダーには3人の子どもの予定を記入している

小ぶりなサイズも用意。卓上カレンダーは東京・門前仲町の「watari」で購入
〈撮影/砂原 文 取材・文/玉木美企子〉
ひがし・ちか
一点ものの日傘を中心にオリジナル商品を展開する「Coci la elle」主宰。コラージュなどの技法も取り入れ、創作活動を行なう。https://www.cocilaelle.com/