• 毎月12万円で暮らす、68歳ひとり暮らしのショコラさん。年金で楽しく安心して暮らせているのは、50代のときに老後のことを考えて準備をしてきたから。『68歳 おひとりさま 幸せに年を重ねるための お金と時間の上手な使い方』(オレンジページ)より、ショコラさんが行った老後資金の準備と、月12万円で生活費をやりくりするコツをご紹介します。

    40代で離婚、人生初のひとり暮らしに

    60歳から始めたブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が人気のショコラさん。

    もともとはふたりの息子を持つ主婦でしたが、40代で離婚を考えだしたことがきっかけで生活が一変。人生初のひとり暮らしをすることに。

    43歳で就職し、46歳でマンションを購入。子どもの学費や住宅ローンの支払いをしながら、がむしゃらに働いた後、57歳で会社を退職。

    退職後はパートで働いていましたが、それも67歳で辞め、いまは年金暮らしをしています。

    現在は毎月12万円で幸せに暮らしているショコラさん。(※内訳は、固定費6万円、生活費4万円、食費2万円)

    これまでどのような準備を行い、いまどのように暮らしているのでしょうか?

    老後の資金を考え、50代半ばから貯金を開始

    画像: いまの年金収入は国民年金、厚生年金、企業年金を合わせてだいたい12 万円

    いまの年金収入は国民年金、厚生年金、企業年金を合わせてだいたい12 万円

    老後のことを考えて、貯金を始めたのは50代から。

    社員を辞め、パートに転向するタイミングで思いついたのが、日々のお金を三つの柱に分けてやりくりする方法です。

    まず1つ目の柱は、月々の生活費。

    若いころからずっと家計簿をつけていたので、ぜいたくをせずに暮らせる金額は、私の場合12万円ほどだとわかっていました。

    でもそれだけでは不安。イレギュラーな出費のため、2つ目の柱である「予備費」を用意しています。

    会社の退職金の一部と、60歳からもらえる企業年金や65歳以降のパート収入も予備費として貯めました。

    たとえば家電などの大きい買い物や息子たちとの会食、一人旅といった特別な出費は、この予備費から捻出します。

    そして3つ目の柱は、老後資金のための貯金。

    ざっくりですが、65歳から当時の平均寿命85歳までの20年、240カ月を年金で暮らすと想定し、月々の年金収入以外に、漠然とですが「あと2万円ほどあれば安心できそうだな」と計算。

    50代半ばから目標を立て、かなり生活を切り詰めて数年間で貯めました。

    毎月12万円の暮らしといっても、予備費があるからたまにぜいたくもでき、心に余裕が生まれます。

    それに予備費のおかげで、まだ老後資金分の貯金には手をつけずに済んでいます。

    ※ 本記事は『68歳 おひとりさま 幸せに年を重ねるための お金と時間の上手な使い方』(オレンジページ)からの抜粋です。

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    『68歳 おひとりさま 幸せに年を重ねるための お金と時間の上手な使い方』(ショコラ・著/オレンジページ・刊)

    画像: 68歳おひとりさま「月12万円」で“幸せに暮らす”ためにしてきたこと/ショコラさん

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    ショコラ
    60歳から続けるブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が人気のシニアブロガー。根強い支持を得て、現在も月間30万PV。「無理しない」けれど「心の豊かさ」を大切にする生き方が、多くの人の共感を呼ぶ。書籍として2019年『58歳から 日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎)、2021年『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』(マガジンハウス)、ムック本として2022年『60代ひとり暮らし 軽やかな毎日』(宝島社)を出版。長く続けてきた仕事を退職し、孫の誕生を経て、今の暮らしの工夫を2023年7月から2024年10月まで雑誌『オレンジページ』にて連載。

    ブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」
    https://lee3900777.muragon.com/



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