• ここ数年、グッと身近な存在になった麴。麴に含まれている酵素は、腸の働きと密接な関係にあります。手づくりの塩麴と甘酒で、その効果を取り入れてみませんか? 料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに、アレンジレシピを教わります。今回は、「焼き野菜の塩麴マスタードドレッシング」と、「カリフラワーの甘酒スープ」のつくり方を。
    (『天然生活』2021年11月号掲載)

    基本の「甘酒」のつくり方

    画像: 基本の「甘酒」のつくり方

    発酵しやすい60℃前後をキープするため炊飯器を使用して。あればヨーグルトメーカーや発酵器を使ってもつくれます。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 米麴(生麴・乾燥麴どちらでも)200g
    ● 60℃の湯400mL

    つくり方

     炊飯器を保温にし、内釜に米麴、湯を入れてスプーンで混ぜる。厚手のぬれぶきんを二重にしてかぶせる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     約2時間後にスプーンで全体を混ぜる。ふきんを再度ぬらして二重にしてかぶせる。

    画像3: つくり方

     6〜8時間後、とろりとして甘味が出たらでき上がり。

    ※冷蔵室で約1週間、冷凍で約1カ月保存可能。冷凍する際は保存用密閉袋に入れ、使う分だけパキッと折って使うと便利。

    基本の「塩麴」のつくり方

    画像: 基本の「塩麴」のつくり方

    塩麴は、常温において1週間ほどで簡単につくれます。でき上がったら必ず冷蔵庫へ。冷蔵庫でも熟成は進みます。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 米麴(生麴・乾燥麴どちらでも)200g
    ● 塩60g

    つくり方

     米麴をボウルに入れてほぐし、塩を加えてよく混ぜる。

    画像4: つくり方

     水(生麴の場合は200mL、乾燥麴の場合は250mL・ともに分量外)を加えて、スプーンでよく混ぜる。ホウロウやガラスなど清潔な保存容器に入れる。

    画像5: つくり方

     ふたをして常温におき、1日1回清潔なスプーンで混ぜる(混ぜても表面が乾いているようなら少量の水を足す)。4日~1週間ほどして、米麴がやわらかくなったらでき上がり。

    画像6: つくり方

    ※冷蔵庫で3カ月ほど保存可能。使う際は清潔なスプーンですくう。

    * * *

    『こころとからだにやさしい 天然生活の料理入門(天然生活の本)』(扶桑社・刊)

    画像: 「焼き野菜の塩麴マスタードドレッシング」と「カリフラワーの甘酒スープ」と“手づくり塩麹と甘酒”のつくり方/発酵マイスター・榎本美沙さん

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    <料理/榎本美沙 写真/萬田康文 スタイリング/久保原惠理 構成・文/結城 歩>

    画像7: つくり方

    榎本美沙(えのもと・みさ) 
    会社員時代に、夫婦で一緒につくるレシピのwebサイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理専門学校を卒業し独立。発酵マイスターの資格も取得し、雑誌や書籍、動画配信などで発酵料理や季節の手仕事などを紹介。天然生活webでも「榎本美沙の発酵暮らし」を連載中。インスタグラム@misa_enomoto

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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