今回、心と体をゆるめる体操を教えていただくのは、きゆるぎ治療院院長の片寄陽平さん。

体には「意識」が結びついていて、幸せを願う意識が低下していると、体や人生に滞りが表れるといいます。

例えば、

①体のどこかに不調が出る
②人生にトラブルが増える
③最近運が悪いなと感じる

など。そんなときこそ、立ち止まり、内省するいい機会だといいます。

ここでは、体をゆるめるための、だれにでも簡単にできる体操をご紹介します。

まずは体をゆるめよう

体の緊張や心のとらわれから自由になるためのステップ。全身がるゆんでいくイメージを持って行いましょう。

１　手をゆする。肘を曲げ、「ぷらぷら～」といいながら両手を左右にゆする。脱力し、手の甲がぷらぷらになっているイメージで。〈1分〉

２　全身をゆする。「ゆらゆら～」といいながら、横方向にS字を描くように金魚運動をして全身をゆする。座って行ってもOK。〈1分〉

体の中心を感じよう

おなか（丹田）に意識を集め、体の中心を感じることで、心が安定。意図的に緊張と緩和を繰り返し、「ゆるめ方」も身につけます。

１　横にゆれる。手を腰にあて、脚は肩幅より少し広めに開いて、富士山をまたぐイメージを持つ。左右交互に重心を移動させてゆれる。〈1分〉

2　縦にゆれる。片方の脚を前に出し、富士山をまたぐイメージで脚を前後に開く。前後に重心を移動させてゆれる。脚を替えて反対側も同様に行う。〈30秒×2〉

幸せな心と体を保つには

「幸せをつくり出そうとする意識」は、ささいな心がけでも高まります。いますぐできることは、使う言葉を替えること。発する言葉は、心と体に大きな影響を与えるのです。

「悪口や文句ばかり口にしていると、心と体の緊張が続き、思い通りにいかないことが増えるでしょう。周りへの感謝や祝福を表す前向きな言葉を使うようにしましょう」

本記事は『天然生活2025年1月号』からの抜粋です。

＜監修／片寄陽平　撮影／星 亘　取材・文／熊坂麻美　イラスト／はまだなぎさ＞

片寄陽平（かたより・ようへい）
きゆるぎ治療院院長。喜柔生流宗家。カイロプラクティック、気功、整体、柔道整復師などの資格を持つ。2006年表参道にきゆるぎ治療院を開設。施術やセミナーを通じて、多くの人の輝きを引き出せるよう指導している。
インスタグラム：@kiyurugi