(天然生活2022年2月号掲載)
地元の旬野菜から生まれた新メニュー
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
車で20分の産直販売店へ行くのは、移住後の日課であり楽しみのひとつ。
採れたての野菜や果物を手に取り、「元気な素材に出合うとやっぱりやる気が出る」と船橋さん。ときには、生産者の方から料理のヒントをもらうこともあるそう。
「先日、丸大根を見ていたら“すぐにやわらかくなるしおでんには向かないよ”と教えてもらい、スープに使ったら、さっとつくれてすごくおいしくできました」
いただきものの野菜を生かす、「大根葉の肉巻きフライ」のつくり方
産直店の野菜を使った、船橋さんのレシピを紹介。素材の風味をたっぷり味わえます。
みずみずしい大根葉を主役にした新メニューがこちら。シャキシャキとして食べ応えがあり、彩りも鮮やか。
「使い切れない大根葉は、新鮮なうちに塩ゆでして水分をしぼり、密閉袋に入れて冷凍保存しておきます」
材料とつくり方(6個分)
1 大根葉1本分(300g)は長いままさっと塩ゆでして冷水にとり、水けをしっかりしぼって3cm長さに切る。
2 豚バラ薄切り肉6枚を広げて並べ、塩、こしょう各少々をまんべんなくふる。
3 1を6等分に分けて2の端にのせ、しっかり巻く。
4 小麦粉、卵液、パン粉(各適量)の順に衣をつけ、170℃の油で5分ほど、転がしながら揚げる。
5 半分に切って皿に盛り、好みでソースやぽん酢を添える。
〈撮影/竹田俊吾 取材・文/山形恭子、鈴木理恵〉
船橋律子(ふなはし・りつこ)
「かもめ食堂」店主。兵庫県の神戸元町、六甲を経て、2021年12月に西脇市黒田庄町に移転オープン。著書に『六甲かもめ食堂の野菜が美味しいお弁当』(誠文堂新光社)。
https://kamomeshokudo.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです