• 支える、支えられる。そんな線引きをすることなく、人が混ざり合う場所。気づけばいつも、その中心には温かな料理がありました。今回は、料理家の枝元なほみさんに、“助ける料理”のレシピ「ごぼうとアーモンドの太きんぴら」と、「干し納豆&チーズ」を教わります。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    「ごぼうとアーモンドの太きんぴら」のつくり方

    画像: 「ごぼうとアーモンドの太きんぴら」のつくり方

    水溶性食物繊維たっぷりのごぼうで、腸内環境を健やかに。

    食べごたえあるこの太さと、アーモンドの香ばしさがポイントです。

    材料(つくりやすい分量)

    ● ごぼう(太め)1本(約200g)
    ● アーモンド30〜40g
    A
    ・きび砂糖小さじ1
    ・酒、みりん、しょうゆ各大さじ1と1/2~2
    ・昆布茶小さじ1/3
    ● ごま油大さじ1と1/2

    つくり方

     ごぼうは回しながら縦長の乱切りにし、切った端から水に放す。アーモンドは、縦に半分に切る(好みでそのまま、またはざく切りにしてもよい。状態によってだが、先に150℃くらいのオーブンかトースターで3~4分焼いてからりとさせておくとおいしい)。

     フライパンにごぼうを入れ、ひたひたまで水を加えて強火にかける。ときどき混ぜながら中火で3分ほどゆでてざるに取る。

     フライパンに油を中火で熱してごぼうを炒め、つややかになったらAの調味料を上から順に入れて、からめながら炒め、アーモンドを入れて混ぜる。好みで一味とうがらしや、白すりごま(ともに分量外)などをふる。

    「干し納豆&チーズ」のつくり方

    画像: 「干し納豆&チーズ」のつくり方
    画像: 最近、周りから好評なのが、栄養満点の干し納豆。「納豆菌を手に入れて、いろいろな豆で納豆をつくってます」

    最近、周りから好評なのが、栄養満点の干し納豆。「納豆菌を手に入れて、いろいろな豆で納豆をつくってます」

    納豆を干してみたら、手軽につまめるようになりました。

    おやつに、おつまみに、発酵の力を急速チャージ。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 納豆(※)150〜200g
    ● 添付のたれ、またはしょうゆ約小さじ2
    ● 片栗粉約小さじ1
    ● ナチュラルチーズ適量

    つくり方

     納豆にたれを混ぜる。ざるなどの上にオーブンペーパーを広げ、納豆を広げて1〜2日干す。

     表面が乾いてきたら、片栗粉をふって混ぜ、好みのかたさに干し上げる。1cm角くらいに切ったチーズと混ぜて盛りつける。

    ※市販の納豆を使うときは、大粒納豆がおすすめです(干すと小さくなるので)。

    最近は、納豆から手づくり。有機大豆を水でもどしてゆでて、納豆菌を混ぜ、45℃に温めた発酵器に入れて24時間おけばでき上がり。

    しょうゆの代わりにしょうゆ麹を、麹ごと混ぜたり、仕上げにゆかりを混ぜたり、干した青じそを混ぜてもおいしいです。



    <料理・スタイリング/枝元なほみ 撮影/川村 隆、浅野一哉 取材・文/福山雅美>

    枝元なほみ(えだもと・なほみ)
    劇団の役者兼ごはん係、無国籍料理店スタッフを経て、料理家に。つくりやすく、オリジナリティあふれるレシピで人気となり、雑誌、テレビ、書籍など多岐にわたって活躍。https://mukago.stores.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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