(『天然生活』2023年5月号掲載)
▼“心を整える”朝の過ごし方の記事一覧
朝起きて「やること」を書き出し、1日を穏やかにうまくまわす。料理家・麻生要一郎さんの“心を整える”朝の時間割
ラジオパーソナリティー・クリス智子さんの“心を整える”朝時間「五感が喜ぶ」朝の習慣で、自分らしく流されない暮らしを
毎日6時前に起き「朝の忙しさ」を手際よく楽しむ。ラジオパーソナリティー・クリス智子さんの“心を整える”朝の時間割
毎朝10分の「坐禅」で、1日を心静かにスタート。林陽寺副住職・岩水ゆきゑさんの“心を整える”朝時間
「心」と「空間」を清める朝習慣で、日々を心地よく暮らす。林陽寺副住職・岩水ゆきゑさんの“心を整える”朝の時間割
「夕方の自分」がラクになる家事を朝こなし、毎日を元気に過ごす。ファームキャニング・西村千恵さんの“心を整える”朝時間
朝の家事は「すき間時間」にできる範囲で、気持ちを軽く。ファームキャニング・西村千恵さんの“心を整える”朝の時間割
心と部屋を整え、“いつもの朝”を過ごす
現在に至るまで、起伏の大きい日々を送ってきた麻生さんにとって、「ふだん通り」の朝が過ごせるのは心強いことです。
急逝した父の代わりに若くして建設会社を率いたり、カフェや宿の運営で4拠点を飛びまわる生活をしたり、大家さんの養子になって介護をしたり……。
いつ想定外のことが起こるかわからないような毎日でも、せめて朝ぐらいは、自分の手のなかで物事が収まっている感覚でいたいのです。
洗面所でチョビに水をあげたあと、麻生さんは養生のためにお風呂に湯をはり、漢方薬を飲みます。
「若いころから身内を何人か見送ってきたし、体には気をつけているんです。湯船につかるとリセットされる感覚があって、朝だけでなく夜も入っています」

1日3回、漢方薬を飲むことを日課に。なるべく病院のお世話にならないよう、養生することを心がけている
洗濯、掃除、植木の水やり、花びんの水替えなど、ひと通り部屋を整えたら、パートナーの林下英治さんと朝食をとります。
「僕にとって朝ごはんは、おなかを満たす食事というよりも、コーヒーを飲むための習慣です。だから、コーヒーに合わせてパンとフルーツを添えるだけ。これは実家時代からずっと変わりません」
しばしゆっくりしたあとは、英治さんの出勤を見送って、仕事の時間に。
いつもの朝を過ごせた安心が、一日の原動力です。

パンにはいつも「帝国ホテル 特選発酵バター」と「サンジュリアーノ」のマーマレード。
麻生さんの「朝の整える心がけ」
● 「ふだん通り」を大切にする
● 家族は必ず見送る
● 窓を開けて一日を切り替える
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〈撮影/馬場わかな 取材・文/石川理恵〉
麻生要一郎(あそう・よういちろう)
パートナーと愛猫の2人+1匹暮らし。知人にケータリングしていたお弁当が評判となり、雑誌への料理レシピ提供や、食や暮らしのエッセイを執筆するように。著書に『僕の献立 本日もお疲れ様でした』『僕のいたわり飯』(ともに光文社)があるほか、雑誌『ポパイ』、「北欧暮らしの道具店」のWEBなどで連載中。インスタグラム@yoichiro_aso
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです