• 写真家の夫と共に世界各地の自然に触れたことから環境問題に関心を持ち、ごみの削減など持続可能な暮らしに取り組んでいる高砂雅美さん。渋谷の都会に暮らしながらも、環境に配慮した暮らしを実践している高砂さんに、無理なく楽しくできる取り組みを教えてもらいました。
    (『天然生活』2021年3月号掲載)

    小さなベランダスペースを有効活用して、菜園を楽しむ

    立体的にスペースを使ったベランダ菜園

    画像: トレリスやプランターのラックなどはすべて夫の淳二さんの自作

    トレリスやプランターのラックなどはすべて夫の淳二さんの自作

    食材を買うたびに生じるプラスチックごみを少しでも減らす試みとして、小さなベランダのスペースを活用して菜園に。

    日々の献立づくりが「つくりたいものを買う」から「あるものを生かす」に変わってきたそう。

    「コロナの自粛期間中、都心で暮らす人たちの自給自足を応援する活動をしていた神奈川の農家、SHO farmさんにとてもお世話になりました。苗を購入して、育て方を教わったり」

    画像: 緑豊かな空間に小鳥が来るように。「でも食べられてしまうのが悩み」

    緑豊かな空間に小鳥が来るように。「でも食べられてしまうのが悩み」

    画像: 柑橘類の皮に虫除けの効果があると知り、乾燥させて土にまいている

    柑橘類の皮に虫除けの効果があると知り、乾燥させて土にまいている

    柑橘を煮出して虫除けに。水まわりの洗剤にも

    画像: 果汁をしぼり終えた皮を水に入れて火にかけ、グラグラと煮てエキスを抽出

    果汁をしぼり終えた皮を水に入れて火にかけ、グラグラと煮てエキスを抽出

    柑橘類が大好きで、レモン、ライム、ゆず、みかんなど、季節ごとの果実を日常的に食している雅美さん。

    果実を半分に切って果汁を搾り取ったあとは、残った皮も有効活用しています。

    水で煮出して濃縮させたものを、使い古しのスプレーボトル、ポンプ付きのボトルなどに入れ、台所に常備。

    柑橘特有の酸や芳香の効果で、ベランダ菜園の虫除けとしても、水まわりの洗剤としても役立っているそう。


    〈撮影/小禄慎一郎 取材・文/保田さえ子〉

    高砂雅美(たかさご・まさみ)
    東京都渋谷区在住。写真家の夫、淳二さんの撮影に同行して海外の多様な自然に触れてきた経験から環境問題に関心を抱き、生活ごみの削減などに取り組む。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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