• 身のまわりにあるものを生かして心地よく、楽しく、毎日を過ごすラムヤート店主の今野満寿喜さんと美環さんに、暮らしのなかの工夫をお聞きしました。
    (『天然生活』2022年1月号掲載)

    工夫
    湖に行ったら必ずごみ拾いを

    「もともと近所のおばあちゃんが散歩しながらごみを拾っているの目にして」

    以来、自然と始めた満寿喜さん。その姿は子どもにも伝わり、洞爺湖に遊びに行ったらみんなで必ずごみを拾ってから帰るようになりました。

    画像: ほどよく晴れた初冬の洞爺湖は、陽光がやさしく反射する湖面に、凜とそびえる中島が美しい。夏にはカヌーを漕いだり、水遊びしたり

    ほどよく晴れた初冬の洞爺湖は、陽光がやさしく反射する湖面に、凜とそびえる中島が美しい。夏にはカヌーを漕いだり、水遊びしたり

    「地域全体が自分の場所だと思って愛情を注いでいる方が多いんです。自分たちの姿がまた周囲の人につながり、地域の人にとってごみ拾いは当然のようになっています」

    工夫
    大工仕事はすべて自分の頭で、手で

    とにかくものづくりが好きな満寿喜さん。移住した当時は、床づくりから始まりました。

    最近は屋根の勾配を変えたところ。

    画像: 1年半かけて勾配を変えた屋根は、真っ赤な色が愛らしい。ルーフィング(屋根の防水加工)までは満寿喜さんが、板金は地元の職人さんに

    1年半かけて勾配を変えた屋根は、真っ赤な色が愛らしい。ルーフィング(屋根の防水加工)までは満寿喜さんが、板金は地元の職人さんに

    外壁は「最終的には板張りの予定。住まいは、いつもどこかしら手を入れていて、移住してからずっと制作中です」と笑いながらも楽しげです。

    現在は、兵庫県から来て今野家に下宿中の勝新くんの部屋を制作中。

    画像: もっか鋭意制作中の勝新くんの部屋は、さながら秘密基地。ロフトのような構造になっている

    もっか鋭意制作中の勝新くんの部屋は、さながら秘密基地。ロフトのような構造になっている

    「自分の頭で考えて自分の手でつくるのが、何より楽しい」



    <撮影/古瀬 桂 取材・文/遊馬里江>

    今野満寿喜、美環(こんの・ますき、みわ)
    北海道・洞爺湖町にある薪窯のパン屋・ラムヤートと、日用品店のtoitaオーナー。商品は仲間と立ち上げたオンラインショップFROm TOYA からも購入可能。https://fromtoya.shop-pro.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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