• すべての家事をがんばるのではなく、シンプルにする部分と、じっくり手をかける部分を分けてバランスをとることが、心地よく暮らしをまわすためには大切。作家・小川糸さんに、無理をしないシンプルな家事のルール5つを教えていただきました。
    (別冊天然生活『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし 』より)

    小川糸さんがシンプルにした家事5つ

    シンプルにした家事01
    食洗機を使う

    画像: 日々使い、食洗機で洗っているのは国内外で買い集めた器。グラスの隣にある白い大皿はフランスのもの

    日々使い、食洗機で洗っているのは国内外で買い集めた器。グラスの隣にある白い大皿はフランスのもの

    以前から持っていたものの、あまり使っていなかった食洗機。家で食事をする機会が増えたため、ほぼ毎日活用するようになりました。日々使う器も、食洗機で洗えるものを選ぶように。

    「前は薄手のグラスを使っていたのですが、最近はドイツで買った頑丈なものを愛用中。とはいえ、漆器以外ならほぼなんでも洗うことができます」

    シンプルにした家事02
    冷凍庫をフル活用

    画像: 近所の店で買ったお総菜を冷凍し、食事の際に活用

    近所の店で買ったお総菜を冷凍し、食事の際に活用

    画像: 牛乳、生クリーム、砂糖でつくるアイスクリーム。バナナやレーズンなどフレーバーも多様

    牛乳、生クリーム、砂糖でつくるアイスクリーム。バナナやレーズンなどフレーバーも多様

    以前と比べて買い物に行く頻度が減ったという小川さん。

    「散歩の途中やヨガに行った帰りなど、“ついで”に買い物をすることが増えました」

    以前よりまとめ買いをするようになったので、買ってきたものは冷凍庫に保存。手づくりのお総菜や、今年の初めからつくり始めた自家製アイスクリームも一緒に入れています。

    シンプルにした家事03
    アイロンがけをやめた

    画像: お気に入りはリトアニアリネンの服。「着れば着るほど体になじんできます」

    お気に入りはリトアニアリネンの服。「着れば着るほど体になじんできます」

    アイロンがけは前から苦手な家事のひとつ。できるだけしたくないので、春夏はもっぱらアイロンがけがいらない麻の服を着ています。「すぐ乾くし、なにより着ていて楽なのが魅力です」

    オフシーズンの間にしまい込んで大きなしわがついた服も一度洗濯し、しわを伸ばして干せば、またきれいに気持ちよく着られます。

    本記事は別冊天然生活『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』からの抜粋です

    別冊天然生活『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』

    別冊天然生活『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし 』(扶桑社)

    『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』(扶桑社)

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    美しい山暮らしの中で見つけた、小さな暮らしと小さな幸せ
    2022年から山小屋で暮らし始めた作家の小川糸さん。物語を紡ぎ、暮らしを整え、土に触れる小さな暮らしを実践しています。山小屋での春夏秋冬の季節の移ろいはとても美しく、どの瞬間もキラキラと輝いています。コロナ禍を経て、暮らしの足元を見直した小川糸さん。山小屋を建てることを決め、一念発起して車の免許を取得。山暮らしに向けて舵を取りました。季節の果物や野菜で保存食をつくり、自分の手で暮らしをつくる小川さんは、新たな場所で輝いています。小川糸さんの味わいある暮らしのエッセイや家時間の工夫、季節の食材を使ったレシピもご紹介します。



    〈撮影/公文美和 取材・文/嶌 陽子〉

    小川糸(おがわ・いと)
    2008年のデビュー作『食堂かたつむり』以来、30冊以上の本を出版。多くの作品がさまざまな国で翻訳出版されている。著書に『とわの庭』(新潮社)や『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』(扶桑社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』2021年8月号掲載時のものです



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