• 初対面の相手とすぐに距離を縮めて、対話を深められるコミュニケーション能力は、簡単には身につけられないものです。暮らしにまつわるエッセイなどの著書が13冊あり、VoicyなどSNSでも人気を集めるエッセイストの小川奈緒さんに、初対面の人との対話のコツについて聞きました。最新作『伝え上手になりたい』(扶桑社)より一部抜粋でお届けします。

    相手への誠意を伝えるために、大切なのは「準備」すること

    ライターやインタビュアーとして人に会って話を聞くとき、わたしが決めているのはとてもシンプルなこと。それは「できる限り事前に調べて準備していく」

    同業者でもそれぞれのスタイルや主義があるので正解はありませんが、わたしがこれを鉄則にしているのは、それが相手への誠意だと信じているからです。

    大前提として、話を聞く側は、話をする側に対して、最初から興味好意を持っていなくては場が成り立ちません。プライベートな友人でもないのに時間をつくってもらう以上、「この相手には話をしてもいいな」と感じてもらうこと。

    そのうえで気持ちよく話してもらわなければいけない。あえて「いけない」と強い言葉を使うのは、それが自分の手がける原稿の出来に直結する問題だからです。

    こちらの興味と聞き方がぼんやりしていると、ぼんやりした答えしか返って来ず、表面をなぞるような対話のまま時間切れ。すると、文章もありきたりなものになってしまう。

    画像: 相手への誠意を伝えるために、大切なのは「準備」すること

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    『伝え上手になりたい』(扶桑社)|amazon.co.jp

    『伝え上手になりたい』(扶桑社)|小川奈緒 (著)

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    note、Voicy、インスタグラムで人気のエッセイストが綴る、人間関係をスムーズにする気持ちの伝え方
    仕事、子育て、夫婦、SNS……。私たちは日々の暮らしのあらゆるシーンで、相手に自分の意見や気持ちを伝えています。しかし、「自分は伝えるのが上手だ」と言える人はあまりいないのではないでしょうか。
    数多くの暮らしにまつわる著作があり、note、Voicy、インスタグラムなどでも女性を中心に熱い支持を得ているエッセイストの著者が、これまでの半生を経て身につけてきた伝え方のコツを1冊にまとめました。読めば、自分も相手も気持ちよく暮らすための処方箋になることでしょう。



    小川奈緒(おがわなお)
    エッセイスト。1972年生まれ、千葉県出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業後、出版社勤務を経て、2001年よりフリーランスに。ファッション誌のエディター&ライターとして活動したのち、現在は著作やnoteをメインに執筆を行っている。また、音声プラットフォームVoicyで「家が好きになるラジオ」のパーソナリティーを務めるほか、イベントやワークショップ、講演など幅広く活動中。
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