料理家で国際中医薬膳師の荒木典子さんに、春のおいしさを閉じ込めた「あさりと菜の花の味噌汁」のつくり方を教えていただきました。体を温めて解毒し、無駄な水分を出す効果も期待できるので、つらい花粉症の時季にもおすすめ。旬の味覚をおいしく食べて、体を健やかに整えてみませんか?
花粉症の季節にもおすすめ
おいしく食べてデトックス「あさりと菜の花の味噌汁」
春になるとやってくる、つらい花粉症。
水のような鼻水が出る場合は、体を温めて解毒し、無駄な水分を排出させるのが効果的です。
免疫力をたかめてくれる発酵食品も積極的にとりましょう。
体を温めて解毒効果が期待できる菜の花、余分な水分を排出してくれるあさりを使って、お味噌汁にしました。
「あさりと菜の花の味噌汁」のつくり方

材料(2人分)
● あさり | 約170g |
● 菜の花 | 6~7本 |
● 味噌 | 適量 |
つくり方
1 あさりは海水程度の塩水(塩分濃度3%)に30分以上つけて塩抜きをし、しっかりとこするようにして洗う。菜の花は3cm長さに切る。
2 鍋にあさりと水300mLを入れて火にかける。沸騰してあさりの口が開いてきたらアクを取り除く。

3 菜の花を加え、さっと火を通したら味噌を溶き入れる。

荒木 典子(あらき・のりこ)
料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
インスタグラム:@aranoric
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