• 信州・蓼科の森の奥にある、小さな薬草店「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」。ここで日々を過ごすおふたりが楽しむ、ハーブを生かしたおやつと飲みものを教わりました。
    (『天然生活』2025年5月号掲載)

    香りのひとさじで、深まる喜び

    蓼科高原の森の中、テーブルにおやつや飲みものを並べて、楽しいお茶会が始まりました。

    スイートオレンジが香るミモザケーキに、ネロリがかぐわしいメレンゲ、カルダモンが鼻を抜けるショートブレッドなど、いずれもハーブやスパイスが味わいの鍵となるものばかり。

    手がけたのは「ハーバルノートの名パティシエ」と萩尾エリ子さんが太鼓判を押す、店長の永易理恵さんです。

    画像: たっぷり並んだおやつを前に笑顔の蓼科ハーバルノート・シンプルズ萩尾エリ子さん(左)と、店長の永易理 恵さん(右)

    たっぷり並んだおやつを前に笑顔の蓼科ハーバルノート・シンプルズ萩尾エリ子さん(左)と、店長の永易理
    恵さん(右)

    萩尾さんがショップで開催するアロマテラピー講座では、永易さんの小さなおやつとお茶の時間が隠れたお楽しみなのだとか。

    「ショップの小さなキッチンでつくるので、大がかりなものはできません。けれど、アロマを学ぶ皆さんに、香りがもたらす喜びを体感していただきたくて」と、永易さん。

    萩尾さんも「理恵さんのおやつをひと口食べると、皆さんの顔がふわっとゆるむんです」と、その「効果」を話します。

    そんな萩尾さんも、四季折々に「だれに飲ませるでもなく」飲みものをつくってきました。

    今回はおふたりの新刊から、この時季おすすめのレシピを紹介します。

    「理恵さんのおやつは『科学』、私の飲みものは『塩梅』を探ることがポイント。気になったものから試してみてくださいね」


    〈料理・監修/萩尾エリ子・永易理恵 撮影/寺澤太郎 取材・文/玉木美企子〉

    教わった人

    萩尾エリ子さん(はぎお・えりこ)
    ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー。日々ショップという場で過ごし、植物の豊かさを伝えることを喜びとする。永易理恵さんとの共著『風の飲みもの、光のおやつ』(扶桑社)が発売中。

    永易理恵さん(ながやす・りえ)
    蓼科ハーバルノート・シンプルズ店長、アロマインストラクター。製菓学校卒業後、ハーバルノートのレストラン(※)勤務を経て、ハーブレッスン後のおやつも担当。『風の飲みもの、光のおやつ』(扶桑社)が初の著作に。※現在は閉店

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    『風の飲みもの、光のおやつ 薬草店の幸せなテーブルから』(萩尾エリ子、永易理恵・著/扶桑社・刊)

    画像1: ハーバルノートの定番おやつ「オオカミたちの遠吠え」のつくり方。レモンの精油とラム酒が香るスコーン/蓼科ハーバルノート・シンプルズ・萩尾エリ子さん、永易理恵さん

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    天然生活2025年5月号では、「植物を取り入れた暮らし」の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

    天然生活2025年5月号(扶桑社・刊)

    画像2: ハーバルノートの定番おやつ「オオカミたちの遠吠え」のつくり方。レモンの精油とラム酒が香るスコーン/蓼科ハーバルノート・シンプルズ・萩尾エリ子さん、永易理恵さん

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