菓子研究家の高吉洋江さんに「ジンジャーケーキ」のつくり方を教わります。野菜の甘味やうま味を生かしたおやつは、どこかなつかしくて、何度も食べたくなるやさしい味わい。朝食代わりにもちょうどいい、日常によりそったおやつです。
(『天然生活』2020年12月号掲載)
(『天然生活』2020年12月号掲載)
ジンジャーケーキのつくり方
バターではなく、米油を使っているので食感は軽やか。
はちみつしょうがは冷凍保存もでき、ほかのお菓子や料理にも活用可。

材料(18×8×高さ6cmのパウンド型1台分)
A | |
・薄力粉 | 120g |
・アーモンドパウダー | 20g |
・ベーキングパウダー | 小さじ1 |
B | |
・きび砂糖 | 70g |
・米油 | 50g |
・卵 | 2個 |
● しょうが(皮をむいて正味) | 80g |
● はちみつ | 40g |
下準備
・はちみつしょうがをつくる。しょうがはすりおろす。小鍋にしょうが、はちみつを入れて中弱火にかけ、ゴムべらで混ぜながら水分を飛ばし、つやが出るまで5分ほど煮る。火を止め、冷ます。
・型にオーブンペーパーを敷く。
・オーブンを180℃に予熱する。
つくり方
1 ボウルにBを入れ、泡立て器でほぐすようにしっかり混ぜる。
2 はちみつしょうがを加え、ゴムべらに持ち替え、混ぜ合わせる。
3 Aをふるい入れ、切るようにさっくり混ぜる。混ぜすぎると膨らみが悪くなるため、粉が見えなくなったら混ぜるのを止める。
4 型に3を流し入れ、生地を平らにする。3回ほどテーブルに落とし、余分な空気を抜く。
5 180℃のオーブンに入れ、45~50分焼く。焼きはじめて10分たったら、表面中央にナイフで1本切り込みを入れ、手早くオーブンに戻す。竹串を刺し、何もついてこなければオーブンから取り出し、型からはずして冷ます。
〈料理/高吉洋江 撮影/大森忠明 スタイリング/伊東朋惠 取材・文/田中のり子〉
高吉洋江(たかよし・ひろえ)
お菓子研究家。「ル・コルドン・ブルー パリ校」で学び、帰国後アフタヌーンティー・ティールームにて商品開発を行う。退社後、2005年よりお菓子教室「tiroir(ティロワール)」を開始。現在はオンラインレッスンも。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです