ベランダで愉しむ、野菜とハーブの寄せ植え菜園
ベランダガーデナーの先駆けである、ガーデニングクリエイターでイラストレーターのたなかやすこさん。
幅6m、奥行き1.2mの小さなベランダで、野菜やハーブの寄せ植え栽培を楽しんでいます。
本記事では、たなかさんの著書『ベランダで愉しむ 小さな寄せ植え菜園』より、これからの時季に挑戦したいナスの寄せ植えをご紹介します。
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ベランダでナスを育ててみませんか?

花が下向きに咲くことで効率よく受粉するナス。ベランダ菜園でも、たわわな実りが期待できます。
品種も豊富で、定番の中長ナスをはじめ、長ナス、小ナスなど、ビジュアルも味わいも個性豊か。
なかでも育てやすいのが親指ほどのサイズで収穫する小ナス。小さいため皮がやわらかくてアクも少なく、まるで水ナスのようなみずみずしさです。
7〜8月にかけて収穫する夏ナスと10〜11月にかけて収穫する秋ナスでは、同じ土・同じ品種でも、また違った味わいになるから不思議。
生で、蒸して、焼いて、揚げてと調理法によってもおいしさは変幻自在。ナスの魅力は尽きることがありません。

小ナスに軽く塩をふり、2時間ほどでおいしい浅漬けが完成!
〈撮影/田中 淳 取材・文/松崎みどり、鎌田幸世〉
本記事は『ベランダで愉しむ小さな寄せ植え菜園』(山と溪谷社)からの抜粋です
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コンテナひとつからはじめよう
無農薬&土を使い続けてよく育つ!
暮らしのすぐ隣にある【小さな菜園】のつくり方&楽しみ方
自然の力を生かして育てるから、安心、おいしい!
ベランダ菜園のパイオニア、ガーデニングクリエイター&イラストレーターのたなかやすこさんが、コンテナ1つからはじめられるベランダ菜園の愉しみ方を紹介します。
たなかさんの野菜づくりは、野菜を花やハーブと一緒に寄せ植えして育てるのが特徴。そして、土は捨てずに使い続けることができます。
本書では、定番野菜の育て方と、収穫した野菜の味わい方、愉しみ方を豊富な写真付きで紹介。ベランダという限られたスペースを、使いやすく、センスよく見せる演出法や手作りグッズも。
春夏秋冬、いつからでもスタートできる、小さな菜園づくりのアイデアBOOKです。
たなか やすこ
ガーデニングクリエイター&イラストレーター。
ベランダガーデナーの先駆けとして、30年以上メディアや講演会等で活躍。自宅ベランダの小さな菜園から、自然と暮らしをつなげる発信を続けている。ホームセンターマガジン『Pacoma』で、「小さなお庭のDiary」連載。『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など著書多数。
https://www.greengloves.jp/
天然生活2025年5月号でも、たなかやすこさんの記事を掲載しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。