天然生活 最新号

自宅ベランダの小さな菜園で野菜や花、ハーブの寄せ植えを楽しんでいる、たなかやすこさん。ひとつのコンテナに複数の野菜やハーブを寄せ植えすれば、一年を通してさまざまな野菜がつくれます。本記事では『ベランダで愉しむ 小さな寄せ植え菜園』(山と溪谷社)より、これからの季節に挑戦したいナスの栽培方法をご紹介します。

ナスの寄せ植えとリレー栽培

ナスと一緒に寄せ植えするのはマリーゴールド。特有の香りで虫を遠ざけ、花がらは緑肥にも。

夏と秋、2度の旬を愉しんだらソラマメへリレー。花も一緒に植え替えて春を待ちます。

画像: ナスは枝が横方向に広がるので横長コンテナが最適。左からクフェア、ナス、マリーゴールド

ナスは枝が横方向に広がるので横長コンテナが最適。左からクフェア、ナス、マリーゴールド

マリーゴールドの香りで虫を遠ざけ花がらは緑肥に

画像: マリーゴールドの香りで虫を遠ざけ花がらは緑肥に

実がつき始めたら朝夕2回の水やりが日課に。追肥のタイミングは花を観察して。マリーゴールドは特有の香りで虫を遠ざけ、花がらは緑肥にも。カバープランツのクフェアで水分の蒸散も和らげる。

秋ナスの後にソラマメをまく。スイートアリッサムとビオラで華やかに

画像: 秋ナスの後にソラマメをまく。スイートアリッサムとビオラで華やかに

秋ナスの栽培終了後は根を引き抜き、株元を掘り起こしてから元肥を混ぜ、ソラマメをじかまき。宿根草のスイートアリッサムが咲きだし、さらにビオラも寄せ植えに。

冬を乗り越え伸びだすソラマメ。花々が咲き誇る

画像: 冬を乗り越え伸びだすソラマメ。花々が咲き誇る

冬の間に少しずつ成長するソラマメ。発芽したら元気な2株を残して、分枝する茎を剪定して4本に。3月になるとソラマメの花も開花。花たちの共演を愉しみつつ、5月にソラマメを収穫。


〈撮影/田中 淳 取材・文/松崎みどり、鎌田幸世〉

本記事は『ベランダで愉しむ小さな寄せ植え菜園』(山と溪谷社)からの抜粋です

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『ベランダで愉しむ 小さな寄せ植え菜園』(たなかやすこ・著/山と溪谷社・刊)

画像1: 小さなベランダで「ナス」を育てるコツ。マリーゴールドの‟寄せ植え”とソラマメの‟リレー栽培”で、花と収穫を一年中楽しんで/たなかやすこさん

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たなか やすこ
ガーデニングクリエイター&イラストレーター。
ベランダガーデナーの先駆けとして、30年以上メディアや講演会等で活躍。自宅ベランダの小さな菜園から、自然と暮らしをつなげる発信を続けている。ホームセンターマガジン『Pacoma』で、「小さなお庭のDiary」連載。『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など著書多数。
https://www.greengloves.jp/



天然生活2025年5月号でも、たなかやすこさんの記事を掲載しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

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画像2: 小さなベランダで「ナス」を育てるコツ。マリーゴールドの‟寄せ植え”とソラマメの‟リレー栽培”で、花と収穫を一年中楽しんで/たなかやすこさん

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