ハーブの収穫後の愉しみ

葉の形も香りも個性豊かなハーブ。
梅雨前の剪定も兼ねてカゴいっぱい収穫したら、バスタイムのお供「ハーブボール」をつくります。
ラベンダー×ローズゼラニウム×ローズマリーの「華」、ミント×バジル×タイム×レモングラス×ショウガの「爽」、ミカン×サンショウ×ミツバの「和」など、ブレンドは自分好みで。
煮出し液とともに湯船に入れると、凝縮された香りと色がじんわり広がって心身ともに癒されます。
首や肩に当てたり、洗面器で手浴やフェイスサウナをしたり、いろいろな愉しみ方ができるのも魅力です。

肌が敏感な人は手浴でお試しを。残り湯は早めに洗い流します
勢いよく茂るハーブは、ふだん使いが一番のお世話。
摘みたての豊かな香りと、小さくてかわいい葉は食卓に華やかさを添えてくれます。
市販のキューブチーズに葉をつけたり、ローズマリーをスティック代わりに挿したりするだけでもおしゃれ。

クリームチーズに、フェンネル、タイム、チャイブ、ミントの葉をつけてローズマリーのスティックで
〈撮影/田中 淳 取材・文/松崎みどり、鎌田幸世〉
本記事は『ベランダで愉しむ小さな寄せ植え菜園』(山と溪谷社)からの抜粋です
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ベランダ菜園のパイオニア、ガーデニングクリエイター&イラストレーターのたなかやすこさんが、コンテナ1つからはじめられるベランダ菜園の愉しみ方を紹介します。
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たなか やすこ
ガーデニングクリエイター&イラストレーター。
ベランダガーデナーの先駆けとして、30年以上メディアや講演会等で活躍。自宅ベランダの小さな菜園から、自然と暮らしをつなげる発信を続けている。ホームセンターマガジン『Pacoma』で、「小さなお庭のDiary」連載。『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など著書多数。
https://www.greengloves.jp/
天然生活2025年5月号でも、たなかやすこさんの記事を掲載しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。