ベランダで愉しむ、ハーブの栽培
ベランダガーデナーの先駆けとして、自宅ベランダの小さな菜園から、自然と暮らしをつなげる発信を続けている、たなかやすこさん。
本記事では、たなかさんの著書『ベランダで愉しむ 小さな寄せ植え菜園』より、これからの季節におすすめのハーブ栽培や、収穫したハーブを使って愉しむ方法をご紹介します。
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ハーブは「小ぶりな鉢」で「単植」で育てる

鉢植えで小さく愉しむ、ハーブ棚。ハンギングや“寄せ鉢”など、引っ越しも自在
繁殖力や抑制力が強すぎて野菜の寄せ植えには向かないハーブたちは、小ぶりな鉢に単植し、木棚に並べています。
最上段にはホップのツタを絡ませ、中段にはセージ、ローズマリー、ガーデンルー、サザンウッド、ラベンダー、下段にはミント、オレガノを。
個性豊かなハーブたちが独立しつつも肩を寄せ合って暮らす光景は、まるでハーブのシェアハウス。
バスケットに入れてつるしたり、野菜のそばに“寄せ鉢”したりと、 引っ越しも自在です。
〈撮影/田中 淳 取材・文/松崎みどり、鎌田幸世〉
本記事は『ベランダで愉しむ小さな寄せ植え菜園』(山と溪谷社)からの抜粋です
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コンテナひとつからはじめよう
無農薬&土を使い続けてよく育つ!
暮らしのすぐ隣にある【小さな菜園】のつくり方&楽しみ方
自然の力を生かして育てるから、安心、おいしい!
ベランダ菜園のパイオニア、ガーデニングクリエイター&イラストレーターのたなかやすこさんが、コンテナ1つからはじめられるベランダ菜園の愉しみ方を紹介します。
たなかさんの野菜づくりは、野菜を花やハーブと一緒に寄せ植えして育てるのが特徴。そして、土は捨てずに使い続けることができます。
本書では、定番野菜の育て方と、収穫した野菜の味わい方、愉しみ方を豊富な写真付きで紹介。ベランダという限られたスペースを、使いやすく、センスよく見せる演出法や手作りグッズも。
春夏秋冬、いつからでもスタートできる、小さな菜園づくりのアイデアBOOKです。
たなか やすこ
ガーデニングクリエイター&イラストレーター。
ベランダガーデナーの先駆けとして、30年以上メディアや講演会等で活躍。自宅ベランダの小さな菜園から、自然と暮らしをつなげる発信を続けている。ホームセンターマガジン『Pacoma』で、「小さなお庭のDiary」連載。『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など著書多数。
https://www.greengloves.jp/
天然生活2025年5月号でも、たなかやすこさんの記事を掲載しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。