• 料理家で国際中医薬膳師の荒木典子さんに、「鶏団子とせりのおつゆ」のつくり方を教えていただきました。せりには、解毒作用やリラックス効果が期待できるので、冬の間にためこんだものをデトックスしたり、新生活が始まって少しお疲れの方にもおすすめです。せりのせわやかな風味と、鶏団子のふんわりとした食感がよく合います。

    冬にため込んだものをデトックス
    さわやかな風味を味わう「鶏団子とせりのおつゆ」

    春は、冬にため込んでいたものをデトックスする時季です。

    せりには解毒作用があり、気の流れをよくしてくれるので、リラックス効果もあります。

    この時季にたっぷりといただきましょう。

    鶏団子は豆腐を加えてよく練ると、ふわっとした食感になります。

    薄着などでおなかが冷えたときは、黒こしょうをたっぷり加えましょう。

    「鶏団子とせりのおつゆ」のつくり方

    画像: 「鶏団子とせりのおつゆ」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 鶏ももひき肉100g
    ● せり4~5本
    ● しょうが汁少量
    ● 豆腐適量
    ● 昆布6cm角くらい
    ● 塩、薄口しょうゆ各適量
    ● 黒こしょう適量

    つくり方

     鶏ひき肉に、塩小さじ1/4、しょうが汁、豆腐ひとさじを加えてよく練る。せりは4cm長さに切る。

    画像1: つくり方

     水400mLに昆布を入れ、ふやけてきたら火にかける。沸騰したら鶏団子を丸めて入れ、アクが出たら取り除く。火が通ったら、昆布を取り除く。

    画像2: つくり方

    3 薄口しょうゆで味を調え、せりを加えて火を止める。仕上げに潰した黒こしょうを散らす。

    画像3: つくり方


    荒木 典子(あらき・のりこ)
    料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
    現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
    インスタグラム:@aranoric

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    『旬の和ごはん 12ヵ月』(荒木典子・著/講談社)

    『旬の和ごはん 12ヵ月』(荒木典子・著/講談社)

    画像: さわやかな春の風味「鶏団子とせりのおつゆ」のつくり方。解毒作用とリラックス効果で、冬にため込んだものをデトックス|荒木典子の“旬のおつゆ”

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