• さまざまなツールが発達し、仕事を「つくる」ことも気軽に。自分らしい仕事を開拓し、生き生きと暮らすイラストレーターで手工芸作家の堀川波さんにお話を伺いました。
    (『天然生活』2024年5月号掲載)

    子育てを卒業したいま、空いた時間を有効活用したく

    「活動に力を入れているのは、子育てが落ち着いたことも大きいです。子どもが手を離れてからの時間は長いので、今後の生活をどう充実させるか? ですよね」

    画像: 「波さんは『こんなのがあったらいいな』をかたちにする天才!」と今井さんと川村さん。一緒に仕事をするようになって、家族にも「楽しそう」といわれるのだとか

    「波さんは『こんなのがあったらいいな』をかたちにする天才!」と今井さんと川村さん。一緒に仕事をするようになって、家族にも「楽しそう」といわれるのだとか

    婦人会の集まりのような、文化祭の準備のような......。そんなワクワク感のなか、ものづくりをして、それが収入につながるとは、なんと幸せな! と、スタッフ一同。

    「オンラインショップを始めたのは、49歳のとき。いくつになっても、新しいことにチャレンジできるんだなって思います。先日、お金にまつわる取材で『おひとりさま力』という言葉を知りました。家族に依存せず、自分のお金を自分で管理していくことが、これからは必要という話でした」

    画像: 作業日のランチ風景。アジアごはんが大好き川村さんが腕をふるうまかない「たかちゃんごはん」も楽しみのひとつ

    作業日のランチ風景。アジアごはんが大好き川村さんが腕をふるうまかない「たかちゃんごはん」も楽しみのひとつ

    「人生百年時代といわれているし、ずっと元気に楽しく生きていくためには『おひとりさま力』はすごく大事と実感しています。おばあちゃんになったら、自立した仲間同士で協力し合って生きていく、そんな老後も面白そうだな~とか妄想したり」」

    Column
    お金のこと

    画像: 娘が初めてのお給料で買ってくれたエバゴスの財布。税金のこと、収入の運用など、勉強の年にしたいそう

    娘が初めてのお給料で買ってくれたエバゴスの財布。税金のこと、収入の運用など、勉強の年にしたいそう

    つくった人に「1個いくら」で工賃が支払われるシステム。堀川さん自身、ブランドを始めて、ぐっと収入は増えたという。服のブランド「kiki to kiki」なども始め、収入源は多様化。

    「もともとのエッセイの仕事も、オンラインショップという柱があるからこそ、冒険できるようになったんじゃないかな」と話す。


    <撮影/山川修一 取材・文/鈴木麻子>

    堀川波(ほりかわ・なみ)
    1971年大阪生まれ。イラストレーター、手工芸作家。おしゃれや、暮らしの工夫などを綴ったイラストエッセイが好評。『刺し子糸で楽しむ刺繍』『籐で作るアクセサリーと小物』(ともに誠文堂新光社)、『手仕事をめぐる大人旅ノート』(大和書房)など著書多数。https://www.dottodot-works.com/、インスタグラム@horikawa._.nami

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.