(『天然生活』2024年6月号掲載)
色彩のコントラストも楽しんで
日本茶インストラクターでもある菓子研究家の本間節子さんに、お茶を楽しむお菓子「抹茶のビクトリアサンドイッチケーキ」のレシピを教えてもらいました。
鮮やかな緑と赤いジャムのコントラストが印象的なケーキ。
抹茶のほろ苦さと、さわやかな酸味のいちごジャムがよく合います。
抹茶のビクトリアサンドイッチケーキのつくり方

材料(直径15cmの丸型1台分)
〈生地〉 | |
● 抹茶 | 7g |
● 水 | 25mL |
● プレーンヨーグルト | 30g |
● バター(食塩不使用) | 60g |
● 粉糖 | 80g |
● 卵 | 1個 |
● 薄力粉 | 120g |
● ベーキングパウダー | 4g(小さじ1) |
〈いちごジャム〉 | |
● いちご | 100g |
● 砂糖 | 30g |
● レモン汁 | 小さじ1 |
〈クリーム〉 | |
● 生クリーム(乳脂肪分45~47%) | 100mL |
● プレーンヨーグルト | 20g |
● 粉糖 | 適量 |
下準備
● 型の底と側面に、オーブンペーパーを敷く。
● 材料を室温にもどす。
● オーブンを160℃に温めておく。
つくり方
1 生地をつくる。ボウルに抹茶をふるって入れ、水を注ぎ泡立て器で練り混ぜる。ヨーグルトを加えてよく混ぜる。
2 別のボウルにバターを入れて練る。粉糖を加えなじんだら、ハンドミキサー(ない場合は泡立て器)で軽くなるまでよく混ぜる。
3 2に溶いた卵を3回に分けて加え、よく混ぜたら、さらに1を加えてよく混ぜる。
4 3に、薄力粉とベーキングパウダーを加えてよく混ぜ、型に流し入れ表面を平らにならす。
5 4を160℃のオーブンで45分焼く。焼き上がったら型から外し、網の上で冷ます。
6 いちごジャムをつくる。いちごは洗ってへたを取り1/4にカットしたら、いちごジャムのほかの材料と一緒に鍋に入れて煮詰める。
7 クリームをつくる。生クリームとヨーグルトをボウルに入れて九分立てにする。
8 5を上下に切り分け、下の段にクリームを満遍なくぬり、ジャムをかける。もう1枚の生地をかぶせ、表面に粉糖をふる。
使用したお茶
抹茶 莵道昔(とどうむかし)

京都品種「さみどり」を中心にブレンド。うま味が強く、苦味を感じさせない抹茶。
堀井七茗園
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〈料理/本間節子 撮影/星 亘 スタイリング/竹内万貴〉
本間節子(ほんま・せつこ)
お菓子研究家、日本茶インストラクター。少人数制のお菓子教室「atelier h」主宰。ほか、雑誌や書籍でのレシピ提供やイベントなどで活躍中。著書に『atelier h 季節の果物とケーキ』(主婦の友社)。https://atelierh.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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